2015年10月の終り頃、5歳になる息子に釣りというものを経験させてやろうとふと思い立ちました。
(本記事は、Yahoo!ブログ「迷走釣り日記」に投稿していた記事を再編したものです。2019年末で同サービスが終了するにあたって、こちらのブログに避難させてきたものになります。)
ビギナーズラック
早速お手軽釣りセットを近所にある釣具のポイントで1500円で購入。
やっすい竿とリールのセットです。
仕掛けは定番のチョイ投げセットに、エサはこれまた定番のイシゴカイ。
これらを携えて息子と一緒に揖保川の河口へとハゼ釣りに行きました。
とりあえずまあ数匹釣れりゃええかいな~、と適当に投げてみると、まあ予想外に釣れるわ釣れるわ、ハゼだけでなく30cmくらいのチヌまで付いてきました。
こうなると息子よりも父ちゃんの方が大はしゃぎですw
後になって釣れた魚はチヌではなくキビレで、かつ30cmなんてのは小物だと知りましたが、当時は「大物釣れたー!」って大騒ぎでしたw
あと背中になんか気色悪いのが付いたデカいボラも釣れましたが、こいつはお帰り頂きました。
写っているのは比較対象の息子の手です。
なにはともあれこれがきっかけとなって、これはちょっと真面目に海釣りでもやってみようか?ということで、私の趣味としての釣りがスタートしました。
何を釣る?
さて、釣りを始めるにあたって、まずは狙いものを何にするかの研究からです。
そもそも海釣りはほとんど経験がありませんので、どの季節に何がどこで釣れるのかもさっぱりわかりません。
大学生時代(かれこれ23~4年前)にバス釣りにハマったことはあるので、ルアーフィッシングの基礎知識なら一通りはあります。
ならばまずは海でルアーで釣れる魚を狙ってみようとネットで検索してみました。
軽く検索してみると見慣れない単語がわらわらと出てきます。
「エギング」
「アジング」
「メバリング」
「ショアジギング」
なんじゃこりゃ?こんな単語、私が大学生の頃にはなかったはず。(自分が知らなかっただけ?)
ともあれ、さらに調べていくとなにやら割と簡単な仕掛けでメバルやらアジやらがルアーで釣れるらしい。
しかも堤防から。
うん、これはお手軽で良さそう。
またこれから冬に向かっていくので、冬でも狙えるメバル釣りがどうやらいいらしい。
じゃあということでメバリングとやらを始めてみることにしました。
タックルを揃える
さて対象魚はメバル、釣り方はメバリングと決まりました。
次にメバリングタックルの選定ですが、まずは大雑把にどんなものが必要かをネットで調べます。
「ルアーはジグヘッドにワームを付けて投げて、ただ巻きでゆっくり泳がせば釣れる。」
ふむふむなるほど。これは簡単そう。
「ジグヘッドは1gくらいの軽いものを使う。」
えっ、1g? 1円玉と同じ重さやん。それってちゃんと飛ぶんかいな?
「ラインはPEを使った方がよく飛ぶし、アタリも取りやすい。リーダーはフロロカーボンを繋ぐとよい。」
は?PEってなに?フロロカーボン?リーダー?
「ロッドはメバルの繊細なアタリを弾かないようにソリッドティップが良い。」
繊細なアタリ?ソリッドティップ???
などなど、調べれば調べるほどわからんことが出てきます。
頭の上にハテナマークが乱舞します。
もはや自分が知ってるルアーフィッシングとは一線を画しています。
それでも頑張って調べて自分なりに出した答えはこれです。
- ロッドはソリッドティップにして乗せ重視でいく。自分からかけていくとか多分無理。
- PEはなんとなく敷居が高いのでまずはナイロンでいく。ライントラブルは避けたいもんね。
- ロッドとリールは安物は避けて、ちょっとマシなものを買う。後で道具のせいにしたくない。
- 大学時代はダイワ派だったが、今回はなんとなくシマノメインでまとめてみようかな。(特に意味はない)
このコンセプトに基づいて選択したタックルは以下の通り。
ロッド:シマノ ソアレSS S706ULS
リール:シマノ ソアレBB C2000PGSS
ライン:ダイワ 月下美人 TYPE-N 3lb
ジグヘッド:メバル弾丸 1.0g
ワーム:ガルプ SWベビーサーディン 2インチ
まずはこれらをポチっとAmazonで発注しました。
そうそう、それとメバリングは夜がいいらしいので手元を照らす明かりもいるよねっ、とヘッドライトもポチりました。
ヘッドライト:GENTOS(ジェントス) GAMBIT ガンビット 33TFT
これで準備は万全です。
もはやメバル爆釣間違いなし!w
てかそもそもメバルという魚を釣ったことがないので、どんな引きをするのか、はたまたどんなお味なのか、釣りに行くのが楽しみで楽しみで仕方ありません。
いざ実釣へ
さて、Amazonでポチったタックルも手元に届き、いよいよ実釣です。
とりあえずまずは足場が良くてかつ常夜灯のある漁港を探します。
まず思い付いたのが、網干エコパークの近くにある漁港です。
なぎさ亭のある漁港と言えばわかる方はわかるでしょう。
家からは車で10分。近くて便利。(^^)
金曜日の夜、仕事から帰ってからの釣行なのであたりは既に暗く、常夜灯は煌々と灯ってます。
ワクワクしながらロッドにリールをセットし、ガイドにラインを通します。
が、ワクワクしすぎて手が震えてうまくラインが通りませんw
さらにワクワクしすぎてジグヘッドにラインがうまく結べませんw
それでもなんとかワームをジグヘッドに付けてようやく仕掛けの完成です。
てか、ジグ軽っ!
こんなの本当に投げれるんか?
あとガルプくさっ!なんて酸っぱいニオイがするんだっw
ともかく、まずは記念すべき第1投!
えいっポチャ。
お?あれ?足元?
ジグが軽すぎてまったくタイミングがわかりませんw
が、とりあえず何度か投げるうちにようやくタイミングがわかってきました。
が、それにしても飛ばない。
ネットでは常夜灯の照らす明暗の境目の向こうを狙えなんて書いてましたが、とてもそんなとこまで届きません。
仕方ないので場所移動してもう少し暗いとこを狙います。
そして投げること何投目か、
ググッ!
来たかっ?
あれ?
お?
え?
根掛かり?
ガクっ。orz
どうやら係留してある船の沈んだロープに引っかかったようです。
竿をあおれど引けどもどうしようもないので仕方なくプチっと。
初のジグロスト。
まあそんなこともあるよね、と気をとりなおしてジグヘッドを結び、ワームを付け直す。
やっぱりガルプくさっ。
しかしその後、投げれども投げれどもアタリらしきものはなく、ただ時間だけが過ぎていきます。
ふと、もう少し船の影などをタイトに攻めてみるべきか?と思い立ち、船と船の間を狙って、
えいやっ!
しかし無情にもジグは風に流され船の中にコロン。
マズっ!と思って引っ張るもジグは船の縁にガッチリと引っかかる。
やむなくプチっと。
船の持ち主の方ごめんなさい。
そんなこんなで度々ジグをロストしつつ、かつなんのアタリもなく深夜0時を迎え、初のメバリングはあえなく撃沈と相成りました。
度々トライするも
その後も、何度かリベンジとばかりに同じ漁港に挑むも小さいボラが1匹釣れたのみで、その他、岩見漁港、室津漁港、鰯浜漁港、百間波止、広畑埠頭などでトライするも小さなガシラや、なんか怪しい青色したハゼみたいなのががポツポツ釣れるのみ。
そして釣れる量とは裏腹に大量のジグヘッドをロスト。
メバルなんて魚はこの世に存在しないかのごとく釣れません。
尚、昨年11月からメバリングを始めて以来、これまであちこちで10数回程度はトライしましたが、現在に至るまで未だメバリングではメバルは釣れてません。
その間、ラインをナイロンからPEに変えてみたり、ワームのサイズを変えてみたり、ジグヘッドも色んな重さを試してみたり、もちろん狙うタナも色々変えてみたりと試行錯誤しましたが、まったくメバルの女神は微笑んでくれる素振りもありません。
もはや心が折れつつあります。
メバリングなんて釣具メーカーが売らんがためにでっち上げたまやかしなんだとさえ思われます。
そしてだんだんと気持ちはちょっと違う方へと傾いていくのでありました。
(2016年2月22日の投稿記事を転載)
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