前回までで渓流釣りの準備が整いましたので、さっそく渓流釣りデビューしてきました。
遊漁券が必要
前回までの記事では、渓流釣り(テンカラ)を始めるための準備をしてきました。
がしかし、渓流で釣りをするためには、一つ絶対に忘れてはならないものがあります。
それが『遊漁承認証』いわゆる遊漁券と言われるものです。
河川は海と違って魚の数が非常に限られています。
なので海と同じように釣り人が川に殺到すると、あっという間に魚がいなくなってしまいます。
そこで河川での釣りにおいては、釣りをする人からお金を取ることで魚の乱獲を防ぎ、またそのお金で養殖した魚を放流するといった資源保護がなされます。
ということで、私もちゃんと遊漁券を買ってきました。
各河川の所属する漁業組合によって金額は異なりますが、揖保川漁協の渓流遊漁券は7,200円でした。
なかなかのお値段ですね。
この遊漁券で渓流釣りのできる期間は3月1日から8月31日までの6ヵ月間ですが、仮に月に1回、つまり期間中に計6回釣りに行ったとすると1回あたり1,200円、月に2回だと1回600円、毎週行ったとすると1回300円です。
相当頑張っていかないと、なんか損した気がしますね。(笑)
今年の夏は渓流三昧になりそうです。(^^)
ポイント探し
当日は朝5時に起き、支度をして5時半に家をでました。
途中コンビニによっておにぎりを買ってほおばりながら運転し、前日にGoogleマップで目星をつけておいた地点に着いたのは6時半頃です。
目星をつけておいたとはいうものの、実際に現地ついてみると、そこは渓流というよりは民家の前を流れる両側を護岸された幅が広め(幅10mくらい?)の用水路という感じです。
確かに底には大きめの石がごろごろしており、比較的綺麗な水は流れていますが、イメージしていた渓流とは少し違っています。
ここに降りて釣りをしてると、「うわー、あの人、こんな用水路の中で釣りしてるわー」って言われそうな感じです。
なので、さらに上流の方の民家の無い辺りまで車で移動してみることにしました。
すると確かに川の両岸に護岸は無くなり、川はだんだん渓流っぽさを増してはきますが、その幅はどんどん狭くなり、かつ回りの木々が覆い被さってきて、とてもじゃないけどテンカラ初心者が竿を振れる感じではなくなっていきます。
これはさすがに無理だわと思ったので、やはり最初に目星をつけておいたところに戻り、ちょっと恥ずかしいのは我慢して民家の横から用水路にエントリーしてみることにしました。
釣り開始
2019年3月9日(土) 7:00~10:00
最初のポイントまで戻ってきて、路肩の広くあいてるところを見つけて車を停め、支度を始めます。
今回準備したウェーダーを身に着けますが、外気温はおそらく一桁台だと思うので、上着にはイージスオーシャンを羽織ります。
ベルトやタモはその上から装着します。
竿と仕掛けも用意して、いざ川(というか用水路)へ降りていきます。
ほぼ垂直の護岸の壁にだれかが打ち込んだ金属の杭を足場にして降りていきますが、降りた先はいきなり流れる水の中です。
そこから早速釣り開始です。
事前にネットで予習しておいた魚がついているであろうポイントらしきところめがけて毛鉤を振り込んでいきますが、これまた全然思ったように仕掛けが飛びません。
全然飛距離が出ず、ほぼ3.5m先にある穂先の真下に道糸ごと毛鉤が落ちる始末です。
本来なら竿の長さが3.5mあって、仕掛けが4.5mあるので、理論上は8m先(実際には一直線にはならないので6m先あたり?)に落ちるはずなんですけどね。
ともかく、なんとか仕掛けを投げながら徐々に川上へと移動して行きますが、全くアタリはありません。
まあそりゃ飛距離が出ない分、ポイントまでめっちゃ近付かないと毛鉤をそこへ振り込めないんですから、魚もビックリして逃げてしまいますよね。
一時間半ほど、移動しながら釣りましたが、時々は渓流っぽいところもあります。
こうやって見ると釣れそうな感じはあるんですけどね〜。
しかしやっぱり下手くそなせいか全く釣れることもなく、しかも毛鉤を1つ根がかりさせてロストし、一旦休憩することにしました。
休憩&場所移動
慣れていない、かつ下手くそなキャスティングのせいで右腕の筋肉がパンパンになってしまったので、しばし休憩です。
休憩しつつGoogleマップを眺めてたところ、近くの別の支流でもやってみようかな?と思い、そちらへ移動してみることにしました。
移動した先は、まわりに民家もなく、いかにも渓流って感じがしています。
この写真のあたりから再スタートしました。
しかし、釣り始めたのも束の間、ここから少し奥に入ったところで頭上に木が生い茂り竿が振れなくなったので、あっという間にゲームオーバーになりました。
もちろんアタリは無しです。
仕方ないので釣りはともかく置いといて、とりあえずの目先の課題であるキャスティングをここで練習することにしました。
小一時間ほど竿を振ってみましたが、ほとんどの場合頭上でラインが穂先に当たって絡むか、ほとんど飛ばずに竿先の真下に落ちるかのどちらかになります。
ネットで読んだような「毛鉤からふわりと着水する」なんてことはまずありません。
おまけになぜかわかりませんが、ハリスにいくつもの結び目(コブ)が出来てきます。
もうやればやるほど訳がわからなくなってきたし、竿を振ってる右腕がめっちゃ痛くなってきたので、今回はあきらめて納竿することにしました。
キャスティングが課題
てなわけで、初めての渓流デビュー戦はあえなく撃沈して帰ってきたわけですが、とにかく自分の課題はキャスティングだということがよくわかりました。
帰宅してから落ち着いてネットでキャスティングの仕方を調べてみます。
そして、いろんなサイトを見て回っていく内にわかったことが一つありました。
それは「バックキャストからフォワードキャストに移る際に、頭上で竿をしっかり止めて、ラインをしっかり後ろへ伸ばす」ということを自分はまったくやってなかった、ということです。
いわば、ルアーをキャスティングするように、バックキャストとフォワードキャストを「ピュッピュッ」とやってたことがマズかったようです。
テンカラのキャスティングは「ピュッ、、止め、、ピュッ」てな具合にしっかりポーズを入れることが大事だとのこと。
早速外に出て、竿と仕掛けを用意し、家の前でその通りにやってみました。
するとなんと、たったそれだけのことで毛鉤がかなり前へと飛んで行くではありませんか!
何度もやってみましたが、今日釣り場で毛鉤が全く飛ばなかったことが嘘のように飛んでくれます。
「ぬぉ~!デビュー戦の前にもっとしっかり調べて練習しとくんだったー!」
と嘆いてみても、もはや後の祭りです。
早速現場で試してみたくとも、次回の釣行までお預けです。
どうしても試してみたくて
明けてその週は仕事をしててもキャスティングのことが気になって仕事が手につきません。
あるとき、カレンダーを見るとその週に1日ぽこっと特に予定の入っていない日があることに気が付きました。
これは有給休暇でしょ?ということで、休みを取ってその日は朝から釣りに出かけることにしました。
今度は用水路の川ではなく、もう少し内陸の方にある別の川(Googleマップで見ると頭上が開けてて、かつ渓流っぽい感じに見える)に行ってみようとしました。
しかし、そこへ向かう道中、途中からものすごい勢いで雪が降り始めたのでやむなく引き返し、仕方なく前回の用水路の川へ行くことにしました。
ただ今回は前回とは場所を変えて、もう少し下流の幅が広くなっているところでやってみることにしました。
流れの幅は、写真では狭そうに見えますが、5mくらいあります。
頭上には特に邪魔になる木々はありませんので、遠慮なく竿が振れます。
早速家の前で練習したキャスティングを試してみると、前回とは違ってかなり向こうの方へ毛鉤が飛んで行きます。
ちょっとしたことでえらく違うもんです。
そしてしばらくやっていると、今度はだんだん狙ったところへと振り込める確率も上がってきました。
また謎のハリスの結び目もできる感じはありません。
これはいけるかも?とどんどん上流へと歩を進めていきますが、残念ながら一向にアタリはありません。
2時間ほどやったところでこれまた右腕が疲れてきました。
前回に比べ、だいぶキャスティングが上達してきたとは思いますが、まだまだ変な振り方をしてるんでしょうね。
もっともっと練習が必要なようです。
ちょうど川が渓流っぽさから用水路っぽい雰囲気になるところへ差し掛かったし、腕も体も疲れてきたので、今回はこれで切り上げることにしました。
まとめ
ということで、デビュー戦と第2回戦はいずれもボウズのまま、単なる現地下見とキャスティング練習に終わってしまいましたが、それはそれでかなり収穫があったと思います。
思えば、海釣りを始めた当初、「メバルを釣りたい」と思ってから初めてのメバルを釣り上げるまですごく時間がかかりましたが、今回のアマゴもそうなるのかなと。
まあ、まだまだシーズンは始まったばかりなので、できるだけ足繁く通って、早く最初の1匹を釣れるように頑張っていこうと思っています。(^^)
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