ヤマハのボートレンタルサービス「シースタイル」が開催する「シースタイル・フェスタ in 舞鶴」に参加してきましたので、今回はその様子をお伝えしたいと思います。
まずは参加申し込み
当ブログの数少ない読者の方の中には、昨年私がボート免許を取得したことをご存じの方もいらっしゃると思います。
そのボート免許を取ったすぐあとに、ヤマハが提供するボートレンタルサービス「シースタイル」に入会しました。
入会すると全国の提携マリーナが所有する色んなタイプのボートを借りることができるようになるのですが、ボートを借りるだけでなくシースタイルが主催するイベントにもリーズナブルな料金で参加することができます。
今回は舞鶴にある「舞鶴セントラルマリーナ」で開催される「シースタイル・フェスタ in 舞鶴」に参加してみることにしました。
イベントは2日間にわたって行われ、その内容は次のようなものです。
[ Aコース ]
【1】迫力たっぷり!舞鶴湾クルージング(45分/回)
【2】日本海で釣りを体験!初心者の方も大歓迎です!(90分/回)[ Bコース ]
【3】免許なしでもOK!どなたでも操船コース(45分/回)
【4】苦手克服!離着岸コース!(45分/回)[ Cコース ]
【5】陸釣りコーナー(随時)
いずれも(Cコース意外)1回あたりの参加費は、1グループ(4名まで)あたり\5,000です。
人気のコースは抽選になるそうですが、とりあえず家族3人参加で、Aコースの「【2】日本海で釣りを体験!初心者の方も大歓迎です!」に申し込むことにしました。
なお、タックル類は全部貸してくれるそうで、釣った魚を持ち帰るためのクーラーさえ持って行けばいいとのこと。
これはラクチンでいいですね。(^^)
参加してきた
参加を申し込んでから3週間ほど経ったある日、シースタイルから「当選のご連絡」メールが来ました!
希望した日時は、5月18日(土)の9:30の回です。
Googleマップで調べると自宅から舞鶴セントラルマリーナまでは有料道路を使って約2時間強かかります。
受け付けを9時までに済ませないといけないので、かなり早く家を出なければなりません。
そしてやってきた5月18日の当日。
前日までに車に持って行くものを積んでおいて、予定していた通りの6時半に家を出ました。
ちなみにイベント参加の後、午後からは時間があくので、どこか近くの漁港で釣りでもしようかとちょい投げとサビキ道具一式を積んでおきました。
そして順調に車を飛ばし、予定通り8時半過ぎにはマリーナに到着しました。
が、ちょっと早すぎたようで、まだ受付が始まっていません。(^^;;
スタッフの方々は色々と準備に追われているようで、その間、桟橋に渓流してあるボートを見に行くことにしました。
今回の釣りに使うボートは、ヤマハのYFR-24という船で、ボートフィッシングのために作られた船です。
かなりかっこいい船ですが、新艇で購入するとなんと500万円もします。
私ごときビンボー人には絶対に手が出ない値段ですね。
他にもAコースの「舞鶴湾クルージング」に使用するフライングブリッジ付きの大きな船や、Bコースの「離着岸コース」に使用するAS-21などが係留されています。
しばらく息子とあれやこれや言いながらボートを見たり、桟橋から水の中を見たりしていたら、受付の時間になりました。
受付に行き、申し込んでいたボートフィッシングの手続きを済ませると、スタッフの方から「別のコースで、まだ空いてる時間枠があるので、そちらも追加料金無しで参加してもらってもいいですよ」とのこと!
マジで!?
じゃあ!ということで、ボートフィッシングから戻ってすぐの時間枠にある「舞鶴湾クルージング」に申し込みました。(^^)
「午後からの離着岸コースも空いてますよ」ってオススメされましたが、おそらくそれをやって楽しいのは操船してる自分だけになってしまうし、午後からは釣りをしたかったので、それはパスしました。
ボートフィッシング
さて、受付が済めばいよいよ出船です。
スタッフは操船担当の方とインストラクターの2名が乗り込み、参加者はウチの家族3人だけなので、5人での出船となりました。
ブイーン!と気持ちよく出航です!
ちなみにYFR-24のキャビン内はこんな感じです。
風や水しぶきがしのげるので、中にいるととても快適です。
あと写真の下の方に少し写ってますが、トイレもあるので気分的にとても安心感があります。
あと、スタッフの方に記念写真も撮って頂きました。(^^)
さて、ボートはどんどん走りますが、あいにく当日は風が強く、波もやや高めです。
あまりスピードを出すと波が船底にバンバン当たって船がかなり上下に揺れます。
なので操船者の方も速度控えめに走るようにしているようですが、ポイントまではまだまだ走らないといけません。
あ、ちなみに今回の釣りはタイラバだそうで、私にとっては初のタイラバです。
ですがスタッフの方曰く、今年は少し季節が進むのが遅いようで、まだタイは浅場には上がってきておらず深いところにいるとのこと。
なのでかなり沖まで走らないといけないのですが、風と波が邪魔してなかなか思うように進めません。
なお、このイベント枠の制限時間は移動を含めて90分しかないので、移動に片道30分かかるとすると実際に釣りをする時間は30分しかないことになります。
スタッフの方も少し悩んだようですが、このまま予定しているポイントまで行くと釣りをする時間が無くなるため、やむなく途中で魚探に反応のあったところで船をとめ、竿を出してみることにしました。
とにかく1匹でいいから釣りたいということで、早速竿を出します。
まずは息子から。
スタッフの方にやり方を教わります。
私も初めてのタイラバなので、横で話を聞きます。
タイラバを底まで落として、そこからゆっくりゆっくり巻いてくればいいよ~、とのことですが、2~3回ほどそれを繰り返したところで、息子いわく「(タックルが)重い、、、」とのこと。
その後もう少しやったところで「手が痛いのでもういい」というので交代することにしました。
嫁さんの分もタックルを用意してもらい、私と並んでリールを巻き巻きします。
なかなかアタリはありませんが、その間も船はガンガン揺れ、バランスを取るのが大変だし、ずっと下を向いていると気持ちが悪くなりそうです。
とその時、嫁さんが、
「なんかゴンってきた!! あっ、、、」
どうやら何かがアタったようですが、乗らなかったようです。
その後、何度も落としては巻いてを繰り返しますが、全然アタリはありません。
操船の方いわく「魚探には映ってるんやけどなぁ」とのことですが、どうも活性が低いのでしょうか。
それにしても、船が揺れて揺れて釣りにくいったらありゃしません。
なので、少し山の影になる場所に移動してみることにしました。
マリーナへ帰る方向へ移動しつつ、風の影響を受けにくそうなところに向かいます。
そして着いた場所はさっきに比べれば雲泥の差で穏やかです。
これならなんとかなるかもです。
時間的にあと2回ほどしか落として巻いてするチャンスはありません。
なんとか1匹でも上げたいし、息子に良い思いをさせてあげたいと思い、最後のチャンスを息子に託しました。
が、残念ながらアタリは無く、とうとう時間切れとなってしまいました。
寄港してクルージングへ
ということで、結局ボートフィッシングはボウズのまま終了となってしまいましたが、移動を含めた時間が90分しかないのはやはり少々きついものがありますね。
まあ、より多くの会員の方にイベントを楽しんでもらうには、そうせざるを得ないのかもしれませんが、できればもう1時間欲しかったです。
でもそれなりに楽しめたので、これはこれでよしとしましょう!(^^)
さて、寄港して少し休憩したら次は舞鶴湾のクルージングです。
先ほどのフライングブリッジ付きの大きな船に乗り込みます。
こちらも操船される方と、スタッフがもう一名とウチの家族3人の5名での出船です。
キャビン内に入ると、中にはソファとテーブルがあってとても快適です。
息子はちゃっかり運転席の横に座って、船長さんと仲良くなってました。
せっかくなので、フライングブリッジにも上がってみました。
息子が下にいるスタッフに写真を撮ってもらってます。
フライングブリッジは確かに開放感があっていいのですが、天気があまり良くなかったので、残念ながら思ったほど気持ち良いわけではありませんでした。
快晴のさわやかな天気ならばきっと気持ちがいいんだろうなと思います。
そして湾内を進んでいくと、途中で自衛隊の船とすれ違いました。
よく見ると、甲板には一般人と思しき人たちが沢山乗っています。
どうやら自衛隊のイベントが開催されているようです。
港はけっこうな人手でにぎわっているようで、ときどき風に乗ってふわっとなにやら美味しそうな香りが漂ってきます。
屋台でも出てるんでしょうね。(^^)
潜水艦もありました。
自衛隊の船には詳しくないのですが、どれもいかつくってカッコイイですね。
願わくばこういう平和なイベントだけに利用されて、本来の目的(自衛の目的)で活用することがないことを祈るばかりです。
自衛隊の艦船を眺めながらゆったりとクルージングしたあとは、「舞鶴クレインブリッジ」の下をくぐってUターンし、マリーナに向けて戻っていきます。
そして数分後にはマリーナに到着し、45分間の舞鶴湾クルージングが終わりました。
午後からは桟橋で釣り
これで本日のイベントは終了ですが(我が家の参加するイベント枠が終わっただけで、夕方までイベント自体は続きます)、桟橋に戻るとCコースの陸釣りコーナーで釣りをしている家族がいました。
見ると、15cmくらいのアジがサビキで釣れているようです。
スタッフの方いわく、「時間があるなら、ここで釣りしてもらっていいですよ」とのこと。
エサも竿も仕掛けも全部用意してくれている様子です。
ですが、時刻はちょうどお昼になろうとしているので、お腹がすいてきています。
私と嫁さんは、マリーナから15分ほど車で走ったところにある「とれとれセンター」で海鮮丼を食べたいと思っていたのですが、息子はボートフィッシングで何も釣れなかったのが残念だったらしく、すぐにでもここでアジを釣りたい様子。
とりあえず、腹ごしらえをしないと落ち着かないので、なんとか息子を説得し、海鮮丼を食べに行きました。
そして海鮮丼を食べて、再びマリーナに戻る途中にある釣り具屋さんで、溶かしアミエビを1つ買ってマリーナに戻ってきました。
(エサはマリーナで準備されてましたが、なんとなくそれに甘える気になれず、、、(^^;;)
なお私的には、マリーナの桟橋ではなく、もっと潮通しの良さそうな港でやった方が良いのではないかと思いましたが(実際、桟橋ではごくたま~にアジが釣れているのみ)、息子は「ここでやる」と言ってききません。
ここで無理に違う場所に連れて行って、もしそちらで全然釣れなかった場合、あとからどれだけ責められるかと思うと、ここは息子のやりたいようにやらせとくか、ということになりました。
とりあえず持ってきたタックルと仕掛けを準備してサビキ釣りをスタートしますが、潮がまったく動いておらず、カゴから出たアミエビはその場で沈んでいくのみで、まったく集魚効果を発揮していません。
ただひたすらアジが回遊してくるのを待つのみです。
しばらく無駄とも思える撒き餌をしつつ待っていると、ようやく息子にアタリがありました!
なんとかこれでボウズは逃れたようです。
ちなみに手前のバケツに1匹アジが入ってますが、これはスタッフさんが釣られたものを頂きました。
このあと、私が2匹釣ったのと、上の写真の奥に写っているご家族が釣られた2匹を合わせて、合計6匹が本日の釣果でした。
3時間くらい粘ってたったそれだけの貧果でしたが、後から来られて隣の桟橋で釣りをされてた女性はそこそこサイズのアジを短時間で十数匹上げられてました。
どうも釣れるポイントってのがあるようです。
私の釣った2匹の釣果も、その方のポイントにじわじわとにじり寄っていって、なんとかゲットできたものです。(^^;;
ともかく餌も無くなり、時間もそろそろ帰らないといけない時刻になったので、マリーナの方々にお礼を述べて、帰路につきました。
まとめ
そんな感じで丸一日かけてマリーナで遊ばせてもらいましたが、もうひとつ不完全燃焼な感じでした。
マリーナのスタッフの方々はとても親切な方ばかりで、イベントを楽しんでもらおうという感じがよく伝わってきたのですが、やっぱり天候が今一つだったのと、ボートフィッシングで何も釣れなかったのと、アジのサビキ釣りも今一つの釣果だったのが、残念な感じでした。
ちなみにボートフィッシングは我が家を合わせて4組ほどが出船したようですが、タイが釣れたのは一人だけだったとのことです。
羨ましい限りですね~。(^^)
シースタイル退会します
さて、そんな感じでそれなりには楽しめたシースタイル主催のイベントでしたが、このイベントの参加を最後にシースタイルを退会することにしました。
その理由は単純明快、金銭的な都合です。
というのも、シースタイルの会員でいるためには毎月3,240円の会費を支払わなくてはなりません。
また会費とは別にボートを借りるためには都度レンタル料金を支払わなくてはなりません。
レンタル料は借りるボートにもよるのですが、半日でおよそ10,000~20,000円くらいかかります。
これに別途消費した分のガソリン代が別途加算されますが、そのガソリン単価もおよそ180円/Lと普通のガソリンスタンド価格よりも高額な設定となっています。
それでもボートを買って維持することを思えば安いのかもしれませんが、いつでも乗りたいときに乗れるわけじゃないし、出航から寄港までの時間制限もあるし(ゴールデンタイムの朝マズメと夕マズメはまず無理)、シーズンオフでボートに乗らない冬季でも会費は払わないといけません。
そんなこともあって、昨年の5月に入会して以来、結局2回しか借りておらず、また今後もそんなに頻繁に借りることはないだろうと判断し、残念ながら退会することに決めました。
これでボートに乗る機会はますます減るかもしれませんが、まあ仕方ないですね。
ボートって一部のお金持ちの道楽なのかなって、つくづくそう感じた1年間でした。
ということで、シースタイルさん、1年間お世話になりました。
一応7月末までは会員資格があるので、もう一回くらい借りるかもしれませんが。(^^;;
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