【マイボートが欲しい!】ボートオーナーへの道【その1】

アイキャッチ船舶

みなさん、お久しぶりです。
かれこれ4か月ぶりとなりますが、みなさんお元気でしたでしょうか?

私はというと、コロナのこともあり、また家庭のこともあったため、ここ最近はまったく釣りにも行かず、ひたすら家でゲームをして過ごしていましたが、春になって気候も良くなってきましたので、少し「マイボートの取得に向けて動き始めてみようかな?」という気になってきました。

あきらめられないマイボートの夢

2018年4月末頃に小型船舶操縦士免許を取得してから、まもなく3年が経とうとしています。

その間、ヤマハのレンタルボートクラブ「シースタイル」の会員になってみたり(月会費もレンタル代も高いので1年ほどでやめました)、義父のボートで釣りに行った際に操船させてもらったりと、少しは免許を活用してはきましたが、いずれも自分の好きな時間に好きなように使えるボートではありませんでした。
せっかく免許を取ったんだし、やはり自分の自由に使えるボートを是非とも所有したいところです。

とは言え、ボートなんて安いものではないですし、ましてや車と違って生活にどうしても必要なもの
というわけでもありません。
遊ぶこと以外にはまったく使えないわけですからね。
維持費だって結構かかるはずです。
普通のサラリーマンがマイボートを所有するのなんて、ほとんど夢のような話です。(そうでない方もたくさんいらっしゃるかもしれませんが)

実際、ネットで中古ボートの情報などを見ると、とてもおいそれと手が出るような金額ではありません。

中古ボート
なので、一旦は「所詮、ボートなんて普通のサラリーマンには無理な話だし、潔くあきらめようか」と思ったこともありました。

が、やはり免許を持っており(しかも1級まで取ったし)、一旦ボートが欲しい!と思い始めると、なかなかあきらめきれるものではありません。
なので少し考えを変えて、「いつかは、たとえそれが10年先になったとしても、いつかきっとボートを買おう」と思って、昨年の半ばころから少しずつ貯金を始めました。

とは言え、私は普通のサラリーマンですから、そんな簡単にお金が貯まるわけがありません。
毎月決まったお小遣いからの支出を減らして節約したところで、毎月貯められる金額なんてたかが知れています。

なので、ここはひとつ思い切って身辺整理をやってみることにしました。

カメラ機材を売りさばく

実は10年ほど前、海釣りにハマる前はカメラ趣味にどっぷりとハマっていました。

一眼レフデジタルカメラの購入をきっかけに、キヤノンのLレンズを数本所有したところで、次に銀塩フィルムカメラにハマり、それも一眼レフからレンジファインダーカメラ、二眼レフカメラ、さらにはかつて高級コンパクトカメラと呼ばれたものなどなど、色々購入しました。

そして写真を撮るだけに飽き足らず、フィルムの自家現像にまで手を出し、モノクロフィルムはもちろん、カラーネガフィルムまで自分で現像して楽しんでました。(さすがにリバーサルの現像は無理でしたが)

本当はさらに踏み込んで焼き付けまで自分でやりたかったのですが、暗室を用意することができなかったので、やむなく現像したフィルムはフィルムスキャナーで読み込んでデジタル化してました。

まあ、そんなこんなでカメラ及び現像に関する機材が山のように眠っていた(いずれまたカメラ趣味をやるかもと思って大事に保管してた)のですが、今回思い切ってこれらを全部売りに出すことにしました。

少しずつメルカリやらラクマですべて売りさばいたら(かなり面倒くさかったですが)、なんだかんだで数十万円になったので、これで少しはマイボートに近づけた気がしました。

それでも全然足りない

これまでに持ってたお金と合わせると、そこそこの金額にはなったのですが、ボートを買うにはまだまだ足りません。
そしてもうこれ以上まとまったお金が入ってくるアテも無くなってしまいました。

コロナ前は国内出張や海外出張の手当としてそれなりにまとまったお金が入ってきていたのですが、今はコロナのせいでそれも期待できません。

こうなると、さらに長期戦の構えでひたすら支出を減らして、とにかく入ってくるお金(主に小遣い)をいかに残していくかが重要になってきます。

とにかく100円の支出ももったいない、ということでコンビニコーヒーを飲むこともなくなり、メバル釣りに使うブツエビですらもったいないと思うようになりました。

そうして結局この冬の間はほぼ釣りにも行かず、ひたすら家にこもってゲームをして過ごしてました。

話だけでも聞いてみたい

しかし、春になって気候が良くなってくると、ボート欲しい病がムラムラと沸いてきます。

とりあえず、いったいいくらほどのお金を用意すれば最低限のボートが買えるのか?、またその維持費にはどのくらいかかるものなのか?だけでも明確にしようと、少し具体的に調べてみることにしました。

まずは維持費から。

これはいつもタイラバでお世話になっているK船長さんに友人Nさん経由で聞いてもらいました。
その話を総合すると、係留から検査、保険、メンテ、消耗品(ガソリンを除く)などを含めて、毎月およそ1万円ほどが必要になりそうだとわかりました。(係留費は自宅から車で30分ほどの約4000円/月の激安ボートパークを利用)

しかし、たかが1万円、されど1万円、私にとってはなかなかに厳しい金額です。
まあ今はとりあえず維持費について明確になったのでOKとしましょう。

そして次は肝心のボート本体の価格です。
これは以前シースタイルでボートを借りたことのあるマリーナさんに直接話を聞きに行ってみることにしました。

マリーナを訪ね、21ft前後で60馬力程度のボートの購入を考えているということと、今の予算額を恐る恐る告げてみました。
(あまりに具体的な数字は恥ずかしいので、およそ20~22ステラぐらい?ということで)

するとマリーナの方曰く、ボートは船体そのものよりもエンジンが非常に重要で、基本的にエンジンは新品もしくはそれに近い状態のものに換装して販売しており、そのエンジンだけでも14~15ステラくらいするとのこと。
そこに船体の価格などが加わるので、大体28~30ステラくらいは最低でも必要だとのことでした。(ここで1回目のガックリorz)

ちなみにエンジンは60馬力程度だと高回転で回すことになりかえって燃費が悪いので、せめて90馬力はあった方が良いとも言われました。
馬力が小さい方が、多少スピードは出なくても燃費が良くなるのではないかと思ってましたが、どうやらそれは間違いだったようです。

とは言え、私の予算にも限界があるので、その予算程度で良さげなボートがあれば連絡欲しいと伝えたところ、またさらなるガックリ情報が。

このコロナの影響で、多くの人が密を避けるレジャーに流れているらしく、中古ボートがバカ売れしているとのこと。
この1年で小型船舶免許を取った人もかなり増えたとか。
マリーナとしても売るための中古ボートが全然ないらしく、仮に入ってきてもすぐに売れてしまうらしい。

ということで、一応、希望に近い出物があれば連絡はするけど、いつになるかはわからないよ、とのことで、2度目のガックリとともにマリーナを後にしました。

ネットでひたすら探すも

その後、ネットで中古ボートサイトで検索をかけまくってみましたが、確かに私が欲しいクラスの中古ボートはほぼ全国的にほぼ皆無に近い状態です。

じゃあということで、仮に今の予算の2~3倍出せば買えるボートがあるのか?と試しに検索してみましたが、やはりその価格帯の中古ボートも全然ヒットしません。

本当に日本中で中古ボートが売れまくっているようです。
みんな、どんだけ金持ちやねん。

あ、ちなみに、売れているのは主にフィッシング用のボートです。
クルージング用のボートは検索すればまだ比較的出てきます。

尚、フィッシング用は↓こんな感じで、釣りがしやすいように船の周囲がぐるっと通路になってるやつで、

フィッシングボート
クルージング用は↓こんな感じで、船首の方までキャビン(中が小部屋)になっているタイプの船です。

クルージングボート
クルージング用は船の後方でしか釣りができないので(船首側でもやってやれなくもないですが)、私の選択肢には入っていません。

出会いの予感?

その後、毎日のように中古ボートサイトを見ながら、私の希望に合いそうなボートが出てないかを調べますが、良さそうなのがあってもかなり遠い地域だったり、あるいは予算を大きくオーバーしていたりと、やはりそう簡単には見つかりそうにありません。

その中でも、岡山方面と広島方面に、なんとか手が届きそうなボートがあったので、先程のマリーナに電話して、それらのボートについてどう思うか意見を聞いてみました。
もし良さそうであれば、業販(ボート業者間の取引)で取り寄せてもらえるかも?と期待してのことです。

しかしマリーナの方曰く、岡山方面で出ていたボート(20ft×60馬力)は「20ftだと船内が狭いし、また船の年式も古く、エンジンの程度も不明だし、60馬力はお勧めできない」とのこと。

また広島方面のボート(21ft×60馬力)については「写真で見る限りは綺麗だし良さそうに見えるが、エンジンが60馬力なので燃費の面からお勧めできない、かつ広島から陸送で持ってくるだけで相当の運送費用が加算になる」とのことでした。

ということで、残念ながらこれらは見送ることにし、引き続きボートを探してもらうことをお願いし、その場は電話を切りました。

が、その数時間後、今度はマリーナの方から電話がかかってきました。

曰く、「23ftのフィッシングタイプで、90馬力のエンジンを搭載したボートが近々入ってくるので見に来ないか」とのこと。

恐る恐る値段を聞いてみると、私の予算を軽くオーバーする模様。(それでも最初は35ステラくらいと考えていたのを30ステラ程度に値下げしたとのこと)

どうしようか一瞬悩んだものの、「まあ見るだけならタダか」と思って週末に見に行ってみることにしました。

はてさて、どんなボートが待っているのか期待が膨らむ一方で、予算オーバーでまたガックリして帰ることになるのではないかという複雑な気持ちを抱えながらマリーナに向かうのでした。

続く

と、今回は一旦ここまでで、次回に続きます。


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