前回の記事で今夏のタコは諦めたと書きましたが、タコ関連ネタが残ってますのでそれだけ書いておきたいと思います。
今回は格安イカエギをタコエギに改造してみた話ですが、あちらこちらのブログで先人方がすでに色々なやり方を書かれてますので、そちらを見て頂いた方がいいかもしれません。
まあ何かしらのご縁で当ブログに立ち寄って頂いた方のなにがしかの参考になれば幸いです。
材料をそろえる
改造にあたってまずなにより必要なのは、イカ用の格安エギです。
これが無いことには始まりません。
今回は会社の近所にある「靴のヒラキ」の釣り具売り場で投げ売りされている3.5号のエギを5つ買ってきました。
5つで税込540円とのことなので、1つ108円です。
ダイソーのエギと同じですね。
それとタコ用のフックとして使うために、18号のボラ掛け針を買ってきました。
これはもっと大きくても良かったかもしれませんが、そこはまあ適当です。
タコに刺さる大きさならなんでもいいと思います。
値段はたしか5個入って600円くらいだったと思います。
一個120円ですね。
エギより高いし。(笑)
これとあと必要なのは、ダイソーで買えるエポキシボンドと、ボラ掛け針を固定するための太めのPEラインです。
なおこのPEラインですが、タコ用にリールに巻くために買ったのですが、さすがに10号は太すぎてリールになんぼも巻けませんでした。
なので工作用として活用しています。
前回の記事で、シンカーを巻いて固定したのもこのラインです。
これにあとはラジオペンチとハサミを用意すれば、準備はオッケーです。
カンナを抜く
さてまず最初にやるのは、元から付いているカンナを引っこ抜くことです。
これはとても簡単で、ペンチでカンナの根元を掴んで、
ゆっくりねじりながら引き抜くと、スポンと取れます。
エギのメーカーや種類によっては構造が異なるかもしれませんが、まあ大抵どれも似たようなもんなのではないかと思います。
ボラ掛け針を加工する
次にタコ用のフックになるボラ掛け針を加工します。
まずはアイの部分を取り除きます。
ラジオペンチの刃で何度かアイの根元をガジガジやって傷をつけます。
こんな感じで、傷を付けてやります。
そしてアイをペンチで摘んで、エイっとひねると、
ポキッと折れてくれます。
これで邪魔なアイが無くなりました。
次に3本の針の角度を変えますが、ここは力技でいきます。
2本の針をそれぞれ親指と人差し指でつまむようにして、ぐい〜っと曲げてやります。
大体こんなくらいの角度に。
そして、反対側の針も同様にグイ〜っとやります。
グイ〜〜ッ、、、、、、パキッ!
あっ!
折れちゃいました。
まあ、そんなこともあるということで。
ご愛嬌ご愛嬌。(^^;;;;
とりあえず今回はこのフックは2本針でいくことにしますが、うまくいけば3本針になります。
なおこの作業ですが、私のように力技でやるのではなく、軸のハンダをいったん溶かして角度を変えてから再度ハンダで補強していらっしゃるブログ記事を拝見したことがあります。
そのやり方の方が強度的にも確実と思いますが、私は面倒なので力技でやりました。
半田ゴテを使うにしても、力技で曲げるにしても、火傷や怪我をする可能性がありますので、十分注意して作業して下さい。
針を取り付ける
さて次はいよいよ針をエギに取り付けますが、まずは先ほどの針の軸がカンナを抜いた穴に入るかどうかを確認します。
入らないようであれば、面倒ですがお近くのホムセンまで走って下さい。
ドリルを買ってきて穴を広げてやる必要があります。
今回は幸いなことに少しグリグリしながらねじ込んでやればしっくりと収まってくれました。
穴に入ることが確認できたらいったん針を抜いて下さい。
次にエポキシボンドを混合します。
2液性なので、適当な厚紙などにそれぞれ1:1の比率になるように適量出します。
そして付属のヘラでしっかりと混ぜ混ぜしてやります。
そしてこれを針の軸に塗ります。
ちょっと多めに塗った方がいいです。
そしてエギに差し込みます。
ここで針の角度を決めて下さい。
3本針なら真ん中の針がエギの中心線と一直線になるように、2本針なら中心線に対して等角度になるように調整します。
そして次は、PEを巻いて針を固定していきます。
PEの巻き方は適当です。
とりあえず胴体の方から針の根元に向かって巻いていき、
根元まできたら、針の股にも何度か掛かるように巻きます。
そこからまた胴体の方へ巻き上げていきます。
巻き終わりました。
ここまできたらPEの端を押さえたまま、この上から先ほどのボンドの残りを塗りつけます。
まんべんなく垂れない程度にたっぷり塗りつけて下さい。
なおエポキシボンドは針の軸に塗る分を作る際には、ここでの作業を見越して少し多めに作っておくといいです。
ボンドがまんべんなく塗れたら、そのままPEがほどけないように輪ゴムでしばらく固定しておきます。
このダイソーのエポキシボンドの硬化時間は約10分ですが、1時間以上は触らずにおいておいた方がいいと思います。
エギのアイを利用して、どこかに吊り下げておくといいでしょう。
しばらくたってから手で触ってボンドがカチカチになってれば硬化終了です。
輪ゴムを外して、余ったPEを切り飛ばします。
これでタコエギの出来上がりです。
作業開始からここまで、硬化時間を除けば10分もかかってません。
同じ要領でチャカチャカっと5個作ってしまいました。
ここから先はタコベイトを貼り付けるなり、シンカーを追加するなりして、自分の使いやすいようにカスタムすれば良いと思います。
まとめ
以上が私のやったタコエギ自作の方法ですが、一個あたりのコストは税込240円かかってるかどうかというところです。
このくらいなら根掛かりでロストしてもあまり惜しくはないですね。
もちろん根掛かりしないに越したことはないですが。
お財布的にもそうなんですが、特に環境保全的な意味でね。
ということで、今回タコエギを5つ作りましたが、冒頭にも書きました通り今年の出番はありません。
来年のタコシーズンに活躍してもらいましょう。(^^)
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