前回の記事で真鯛ジギングに行ってきた話を書きましたが、これから少し真面目にSLJ(スーパーライトジギング)をやってみようと思ったので、その準備としてメタルジグを追加購入し、かつアシストフックは自作で用意してみることにしました。
メタルジグを追加購入
先日の真鯛ジギングではダイワのTGベイトを使用して、なんとか無事に真鯛をゲットすることができました。
そのTGベイトですが、今は定番といわれるグリーンゴールドが45gと60gを各1個、あとアカキンの45gが1個の計3個しか持っていません。
これからSLJをやるにあたり、カラーローテーションが必要になるかもしれないのと、考えたくはありませんがロストしてしまうこともあると思いますので、もう少し追加で買っておくことにしました。
購入したのは、アカキン60g、ピンクグロー60g、マイワシ60gの3本でーす。(サザエさん風)
たったこれだけで約5000円もするのがかなりキツイですが、必要経費と割り切ってポチりました。
尚、このTGベイトですが、ご覧の通りアシストフックが付いていません。
別売りのアシストフックを買って付ける必要があるのですが、これまた既製品を買うと結構なお値段がします。
そこで今回はアシストフックを自作して、なんとか安く上げることにしてみました。
タイイングセットはある
アシストフックを作るのに使う道具類ですが、幸いなことにイチから買い揃えなくても、以前に渓流釣りで使う毛鉤を自分で巻こうとした際に買ったものが使えそうです。
特に、タイイングバイス、ボビンホルダー、ボビンスレッダー、シザースあたりはそのまま使えそうです。
タイイングバイス↓
ボビンホルダー↓
ボビンスレッダー↓
シザース↓
あと追加で必要な道具としてニードルを買ってきました。
このニードルの使い方は後で説明します。
材料を買い揃える
道具は大体これでそろったので、あとは材料です。
材料は主に以下のものが必要です。
- フック
- アシストライン
- セキ糸
- 溶接リング(orプレスリング)
- スプリットリング
これらはいずれも「ジギング魂」というサイトの公式WEBショップ「Lure Bank」で買い揃えました。
このジギング魂ですが、最近よく訪問して勉強させてもらっているサイトです。
なかなかディープなネタが多く、読み応えがあってためになるのでオススメです。
今回買ったものはそれぞれ以下の通りです。
フック:ステンレスファイター伊勢尼 叩モデル 12号 16個入り540円
アシストライン:PEアシストライン(中芯あり中空タイプ)ソルトウォーターピンク 8号 3mで450円
セキ糸:ヴィーヴァス GSPスレッド 395円
溶接リング:太軸・真円 JD溶接リング #3 ばら売り10個で240円
スプリットリング:LBスプリットリング #3 ばら売り10個で120円
合計:1,525円
とりあえずこれで仮にダブルフックを作るとすると、8セット作ることができるので、1セットあたりの単価は200円しないくらいになる計算ですが、アシストラインとセキ糸は8セットどころか相当な数が作れますので、単価はもっともっと下がることになります。
なんにせよ、市販品を買うことを考えるとかなり安く上げることができると思います。
アシストフックを作ってみる
さて、ではここからは順を追ってやってみたいと思います。
作るのはフロント用として使うダブルフックです。
まずはアシストラインを定寸に切断します。
ここでは3.5cmとしました。
次に、このアシストラインは中芯有りの中空タイプですので、中に入っている芯を抜き取って使います。
この中芯もどうにか使えないかと思いましたが、ちょっと細すぎて無理がありました。
ここでは潔くゴミ箱へポイします。
次に先ほど新たに購入したニードルを使っていきます。
ニードルの先をアシストラインの中に差し込み、大体真ん中あたりで横腹から抜き出します。
アシストラインに溶接リングを入れてから、ニードルの先にある輪っかにラインの先を通します。
そしてそのままアシストラインの先を引きずり込むようにニードルを引き抜くと、アシストラインが折り返されて二重になります。
ここではダブルフックを作るので、同じことをもう一回繰り返します。
次に、片方のアシストラインにフックを刺します。
そのままチモトまで貫通させたら、アシストラインの端を瞬間接着剤でフックに仮固定します。
フックをタイイングバイスに挟んでしっかり固定したら、セキ糸を巻いていきます。
ある程度巻いたところで再び瞬間接着剤を塗りますが、ここでは少し多めに塗っておきます。
その接着剤が乾かないうちにセキ糸をぐるぐると巻いてゆきますが、このときセキ糸が接着剤の中に埋もれるような感じで巻いていきます。
しっかり巻けたら接着剤が乾くのを待ってからセキ糸を切れば、片側フックの完成です。
次にもう片側のフックも同じようにやっていきます。
アシストラインにフックを刺して、
セキ糸を巻いて接着剤で仮固定するところまでは同じですが、こちら側のフックにはフラッシャーを追加してみます。
フラッシャーは釣具店などで束で売ってますが、そんなに高くはないです。
1つ買うとかなり長く使えます。
ここから1本引き抜いて使います。
まず半分に折ってから、
真ん中で切ります。
また半分に折って、
切ります。
またさらに半分に折って、
切ります。
最後にもういっちょ折ってから、
切ります。
かなり短くなりましたが、これをうまく束ねてフックに乗せて、
セキ糸で固定していきます。
接着剤をたっぷり塗って、
先程と同様にぐるぐる巻きにして、接着剤が乾けばセキ糸を切って完成です。
これでフロント用のダブルフックが完成しました。
ついでにリア用のシングルフックですが、こちらは少し短めにするためにアシストラインを2.5cmで切断します。
あとは先程とまったく同じやり方でフラッシャー付きのシングルフックを作ればオッケーです。
このダブルフックとシングルフックをTGベイトに装着してみるとこんな感じです。
フロントフックとリアフックが干渉することもなく、ちょうど良い感じで出来上がりました。
とりあえず手持ちのTGベイトすべてに同じようにアシストフックを作って装着してみました。
真ん中のグリーンゴールドのフロントフックだけフラッシャーがなく、リアフックのアシストラインが長めですが、これはいずれも最初の方に作った練習作だからです。
まあどちらも問題なく使えると思うので、そのまま使ってみようと思ってます。
ちなみに最初に買ったフックは16個入りだったので、途中でフックが足りなくなってしまったのですが、追加で買ったものは違う銘柄にしてみました。
がまかつの「サーベルポイント フッキングマスター」です。
どこかのサイトで、ものすごく刺さりが良いと書いてあるのを見たので、これにしてみました。
尚、最初に「Lure Bank」で買った方のフックはステンレス製なので錆びにくいため、使用毎に先端を研げば長く使えるだろうとのケチケチ根性から買ってみたのですが、こちらの刺さりが良いというフックも興味があったので使ってみることにしました。
なお針先の形状などは少し異なりますが、ステンレス製の方は12号、がまかつの方はMサイズで、大体同じくらいの大きさでした。
SLJ用ロッドも購入予定
さて、これでSLJ用のメタルジグの準備はできましたが、実はSLJ用のロッドも新たに専用品を購入することにしました。
この2月にダイワから発売になるSLJのエントリーモデル「ヴァデル SLJ AP」の「63MS-S」を予約しました。
63MLS-Sと63MS-Sのどちらにするかすごく悩みましたが、いつもの釣り場(二見沖など)で少し流れが速い場合でも80gのタングステンジグと組み合わせればSLJができるのではないか?との考えで、少しパワーのある方を選択してみました。
この記事を書いてる時点ではまだ発売になっていませんが、真鯛の乗っ込みシーズンが始まるまでには手に入っていると思いますので、またレポートしてみたいと思います。
まとめ
ということで、はやく実釣にて自作アシストフックに問題が無いか確認してみたいところではありますが、シーズンインはまだもう少し先になるようですので、その間にも少しずつ予備フックを作っておこうかと思っています。
なお今回のアシストフックですが、あちこちのサイトを巡って色んな作り方を参考にさせてもらいながら見よう見真似で作ったものであり、あくまでもど素人がやってることなので、「このやり方を真似したせいで貴重な魚をバラしてしまったじゃないか!」と言われても、責任はとれません。
それこそ参考程度にてお願いします。(^^;;
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