以前から冒険用品というブランドに非常に興味があって、このブランドのウェアや釣りに使える小道具類を買ってはいましたが、その中でも特に興味はあるけど高すぎて手が出せないアイテムがありました。
それが「JetSetter」というシリーズで販売されているパックロッドです。
今回はそのJetSetterシリーズから最もバーサタイルに使えるロッド「JetSetter 71S」を買ってみたので、そのロッドについて紹介したいと思います。
冒険用品って?JetSetterとは?
『冒険用品』は、その名の通り世界を旅する冒険者や釣り人に最適なウェアやグッズなどを販売しているサイトです。
http://jetslow4wear.com/
そのサイトを運営する会社『ジェットスロウ』の代表である水口謙二氏が元ルアーマガジンの編集長というだけあって、釣り道具、特にパックロッドと言われるコンパクトに収まるロッドのラインナップが充実しています。
その多くはアマゾンに棲む怪魚を釣るために開発されたルアーフィッシング用のロッドなのですが、ロッド毎に特に魚種は限定されておらず、基本的にはそのロッドを使う人に使い方は委ねられています。
『JetSetter』とはそれらのロッドを一括りにまとめて呼称する際の名称で、その名の通り、飛行機で海外を飛び回る釣り際に便利なようにコンパクトに収納できるパックロッドとなっています。
(Jet Setterとは、ジェット機または飛行機で飛び回っている人のことを指す言葉です)
今回はそのJetSetterの中でも、最もバーサタイルなロッド、要するに何にでも使えるロッドである『JetSetter 71S』を購入してみました。
なぜJetSetter?
ところで、なぜJetSetterのロッドを買うことにしたのか?ですが、実をいうとなんとなくがその理由です。
Twitterで冒険用品関連でつぶやいている人達をフォローしていると、JetSetterロッドで実に楽しそうに釣りをしているんですよね。
そして、口をそろえて「JetSetterはいい!」って言われており、ネガティブなコメントやツイートを見たことがありません。
そんなに良いロッドなら是非一度使ってみたい!とは思うのは自然なことですが、そのお値段はなんとざっくり5万円ほどします。
そんなお気軽に買える値段ではありません。
が、そこはそれ、なんとかして使ってみたいと思ったので、フトコロに少し余裕ができたときに無理して買ってしまいました。
ちなみにこの71Sのお値段ですが、税込みで53,784円でした。
たかーい!
(買ったのは7月のことなのでまだ消費税が8%の時です。今買うと10%の消費税込みで54,780円です。)
ともかく、内容を見ていきましょう。
外観など
ロッドはターポリン素材のキャリーバッグに入っています。
バッグの内側には『TULALA』のロゴがプリントされています。
JetSetterシリーズのロッドはツララが製作しているんですね。
ちなみにツララのサイトはこちら。
世界の怪魚を釣るためのロッドが充実しています。
いまのところ、このロッドが欲しいと思うものがありませんが(単に自分の釣りスタイルと合ってないだけです)、将来何かのきっかけで手にするかもしれませんね。
こちらも超お高いですが。
バッグの中にはお手紙が入ってました。
是非ともいい旅のお供になってもらいたいと思います。(^^)
さて、ではいよいよロッド本体のお目見えです。
ロッドは5本継ぎになっています。
長さはいずれも47~48cmととても短くなっています。
ロッドの各所にTULALAのロゴが入っており、リールシートにもTULALAロゴが埋め込んであります。
リールシートの裏側、つまりロッドを握ったときに手のひらに当たる部分には、『Ford, Every Stream.』の言葉が。
これはTULALAのキャッチコピーで、『すべての流れを渡れ』という意味です。
かっこいいロゴですよね。
こちらが5本継ぎの最も手元の部分です。
グリップはコルクになっています。
コルク部に光沢がありますが、保護のために被せてあるフィルムを取ってないためです。
尚、長さは先にも書きましたが、48cmまでに収まっており、とてもコンパクトです。
そしてこちらが4番。
手元から2番目です。
『Jet Setter 71S』の文字とトビウオのロゴがプリントされています。
ちょっと黒くてわかりにくいですが、手前の方にタコ糸を巻いた上からゴムチューブをかぶせて凸凹させた部分が設けられています。
ここは大物がかかった際に、その引きに耐えながらファイトするために握るグリップ部分となっています。
さすが世界の怪魚と戦うために作られたロッドだけのことはあります。
が、はたしてこのロッドでそこまで強い魚を釣る機会なんてやってくるんでしょうか?(^^;;
そして残りの1番(ティップ)から3番までです。
各ガイドはKタイプガイドのようですが、ガイドリングの材質は不明です。
SiCだと思うんですが、どうなんでしょうね。
まさか全部ハードガイドということはないとは思うんですが。
各パートの根本には『TULALA JS.71S』とプリントしてあります。
複数のJetSetterシリーズを持ってる人が、他のロッドのパートと混じっても見分けやすいようになってます。
フェルールワックスを塗る
以上、ざっくりと外観を見てきましたが、ここからは使う前の準備をします。
各パートをつなぐ部分(ジョイント)のガタをなくし、しっくりとはまるようにジョイント部分にフェルールワックスを塗っていきます。
このフェルールワックスですが、リップスティックのようになっているので、ジョイント部分に直接塗り塗りしたくなりますが、そうすると必要以上に厚塗りしてしまうことになります。
なので、ここはワックスを少しだけ指にとって、
指で薄く塗り伸ばします。
塗れました。
他のも同じように塗ります。
あとはロッドを組み立てながら、各ジョイントにワックスをなじませていけば完成です。
うむっ、かっこいい!(^^)
ということで、ロッドを使う準備はオッケーです。
おまけ
とりあえず、ロッドの外観などの紹介は以上になりますが、今回おまけとしてゴミ袋が付属してました。
このゴミ袋ですが、以前に一度記事にしたことがあります。
こちらです。
この記事にも書きましたが、このゴミ袋に『冒険用品』のロゴがあるのを見て、冒険用品の存在を知ったわけですが、広告を打つのって大事ですね。
ウロコ付け
さて、このJetSetter 71Sのウロコ付けですが、近くの海へジグサビキを投げに行ってきました。
このロッドで投げられるルアーの重量は2g~40gとのことなので、25gのメタルジグにサビキを付けて投げます。
ツバスあたりがヒットしてくれたら面白かったのかもしれませんが、記念すべき1匹目はサビキに食いついた豆アジでした。
結局この日はあまり釣果が振るわず、豆アジが2匹と小サバが1匹釣れただけで終了でした。
が、ロッドがシャキッとしているせいか、ガイドが小径で数が多いせいなのか、アタリが非常に明確で、小さい魚の引きも敏感に伝わってきて、なかなか楽しかったです。(^^)
このロッドで何を釣ろう?
ということで、なんとか無事ウロコ付けはできましたが、実はその後このロッドはあまり活躍していません。
キスのちょい投げとアジのサビキ釣り(泳がせ釣りのエサ調達)に使っただけです。
というのも、このロッドは7.1フィートという長さ(短かさ?)で、かつ、やや強めのロッドなので、このロッドでちょうど良いと思える釣りが今一つ思いつかないためです。
今がちょうど青物シーズンでハマっているショアジギングをするには短かすぎるし、さすがに40gのメタルジグをこのロッドでフルキャストするのはちょっと怖い気がします。
青物シーズンが終われば、おそらくそこからは延べ竿でのサヨリ釣りに移行していくだろうし、その後もっと寒くなればメバルのウキ釣りに移行していくと思います。
今回、後先考えずに「JetSetterを使ってみたい」ってだけで衝動買いしてしまったわけですが、この先何の釣りに使えば楽しめるんでしょう?
エギング? ・・・ これまで何度かトライしてますが、未だアオリイカに出会ったことがないし、この先もまったく釣れる気がしません。なのでたぶんやりません。
アジング? ・・・ アジングするにはこのロッドはちょっと強すぎないですかね?長さはちょうど良さそうだけど。
メバリング? ・・・ メバリングするには(同上)
シーバス? ・・・ バチ抜けシーズンが来れば使えるかも?
タチウオワインド? ・・・ 楽しいかもしれないけど、ワインドロッド持ってるので、そちらの方がやりやすいかも?
アジのサビキ釣り? ・・・ これはそれなりに楽しかった。
キスのちょい投げ? ・・・ これもそれなりに楽しかった。
トラウト? ・・・ そもそもどこで釣れるのか知りません。
バス釣り? ・・・ 大学時代にハマりましたが、今はやるつもりないです。
てな感じで、キスのちょい投げやアジのサビキ釣り以外にどんな場面で使えば楽しいのかが今一つ想像できません。
私の想像力が足りないだけなのかもしれませんが・・・。
バーサタイルであること、つまり何にでも使えるということは、何にも特化していないということで、本当に生かすも殺すも使う人次第だということですね。
まあせっかく買ったので、もうしばらくは楽しい使い道がないかを模索してみますけどね。
こんな釣りに使うと楽しいよ!ってのがあったら、ぜひ教えて下さい。
ということで、JetSetter 71Sの紹介でした。
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