【ボート免許】2級小型船舶操縦士免許取得への道【その4】

アイキャッチ船舶

前回までの記事では、2級小型船舶操縦士免許を取るための「準備及び申請」、「学科講習受講」、「実技講習受講」までについて書いてきました。
そして今回はいよいよ本試験です。

気になる天候は?

昨晩、寝坊しないように仕掛けておいたスマホのアラームが鳴り、目が覚めました。
さあ、とうとうこの日がやって来ましたよ。

さてまず最初に気になるのは天候です。
特に風の強さが気になります。
というのも、昨日の実技講習で着岸練習をする際、非常に風が強かったために、なかなかうまく桟橋に寄せられませんでした。

一夜明けて窓の外はとてもいい天気です。
木々の葉の揺れを見る限りでは特に風は無さそうです。

が、Yahoo!天気アプリで午後からの風速をチェックしてみると、午後から風速4〜5m/sの風が吹く予報になってます。
昨日の着岸練習時の風速は同じくYahoo!天気アプリによると3m/sだったので、今日の実技試験時は昨日よりさらに悪い状況になる可能性があるということです。

うーむ、何ということでしょう。
もはや当たって砕けろとしか言いようがありません。

ともかく支度をして、会場となるマリーナに向かいました。

会場にて

会場となるマリーナに到着し車を停めたら、桟橋の方を見に行ってみました。
すると桟橋には昨日の講習で使ってからそのまま練習艇が係留してあります。

が、その目の前にはなんだかとても高級そうなボートが停泊しています。

アイキャッチ
着岸時にこの船にぶつけでもしたらエライことになりそうなので、試験の時にはいなくなってくれることを祈りましょう。

さて、とりあえずまずは会場入りして、試験の前に学科の最後の復習をしないといけません。

マリーナ
もはや見慣れた会場入り口ですが、さすがに今日は少し緊張します。

試験会場
中に入ると「試験会場」の立て札がお出迎えです。

試験会場2
そしてご丁寧に部屋の入り口にも「試験会場」の表示がされていました。

試験は1級と2級が同時に行われるようで、1級を受ける人が圧倒的に多かったです。
1級が10人くらいに2級が5人くらいな感じでしょうか。

1級を受ける方の中には2級からのステップアップの人もいるようです。

2級の試験時間は70分ですが、1級は2級と同じ試験内容に加え海図を含む上級科目70分が追加になるので140分の長丁場になります。
これは別々の科目として、一旦休憩を入れてあげればいいのになと思いました。

2級を持ってて1級を取る人は海図を含む上級科目の70分だけの試験になります。
私も2級が取れたら1級へのステップアップを目指す予定です。

概要説明

さて時間になったところで、試験官から本日の予定についての説明がありました。

まず学科試験に先立ち、身体検査があるようです。
この身体検査に合格しなければ学科試験も実技試験も受けられないので、不合格となった方は残念ながら本日はそのままお帰り頂くことになる、との無情なお言葉がありました。

身体検査に合格すれば、その後、学科試験に続いて、実技試験が行われるとのことでした。

身体測定

身体測定は、「視力が両目とも0.5以上であること」「夜間に緑と赤と白の灯火の色が見分けられること」「5メートルの距離で話声語が聞こえること」「身体に障害があっても軽症で業務に支障をきたさないこと」の4つが確認されます。

視力はよくある両目で覗き込むタイプの検査装置を使って、ランドルト環(アルファベットのCみたいなやつ)の向きを当てるものです。

灯火の色の見分けは、上の視力検査と同じような装置を覗き込むと、真っ暗な中に緑と赤と白の光が順に点灯するので、その見えた色を答えるだけでした。
これがちゃんと見えない人、つまり色覚に異常のある人(男性に多いようです)は不合格にはなりませんが、夜間の航行はしないという前提条件のもとに一応合格としてくれるそうです。

聴力は試験官の話し声が聞こえてたらOKのようで、身体機能障害の有無については自己申告だけでOKでした。

私はいずれも全く問題なく(視力は眼鏡を使いましたが)合格しました。

学科試験

全員の身体検査が終わると学科試験の開始です。

まず解答用紙が配られるので、そこに日付や試験会場名、受験番号などを記入していきます。
次に問題用紙が配られます。

問題用紙には何種類かがあるようで、今回の問題集は「C」とのことでしたので、解答用紙にも所定の欄に「C」を書き入れました。

試験問題
問題は50問あり、全て4択で、解答用紙はマークシートになっています。

準備ができたら試験開始です。
会場の時計で9時31分に開始となったので、70分後の10時41分が試験終了時刻です。

まずは落ち着いて一つずつ確実に問題を読み、4択の答も全てしっかりと読んで早とちりしないように気をつけます。
自宅で過去問題集を解いていた時は、よく早とちりをして間違った答を選んでしまってたので、本番では同じ失敗をしないようにしなければなりません。

そうやって一通り問題を解き終わったらちょうど30分経ったところでした。
残り時間はまだあと40分もあります。

尚、どの問題も、ほぼ同じか全く同じ問題が過去問にあったので、この時点でかなりの自信を持って満点に近いだろうとの確信を得ていました。

ですが、念には念を入れなければなりません。

まだ40分もあるのですから、もう一度最初から問題を解くつもりで見直しをしていきます。
問題用紙には全て選択した答に丸印をつけてありますので、その番号とマークシートの番号との照合も同時にやっていきます。

すると、1問だけ問題用紙の丸印が2番についているのに、解答用紙は3番にマークしているものがあるのを発見しました。
2番の答には自信があるので、解答用紙の方を間違ってマークしてしまっていたようです。
ちゃんとマークし直しましたが、見直ししてなかったら危ないところでした。

そんな感じで一通りの見直しが終わった時、まだあと15分ほど時間が余っていました。

もうこれ以上見直しをしても無意味だと思ったので、もう一回だけ選択した番号が正しくマークされているかだけを再確認し、あと10分残ったところで退室しました。

実技試験の準備

学科試験前の概要説明の時に、実技試験の順番が発表されていました。
実技試験は、3名1組+試験官1名で練習艇1艇に乗り込み行うようです。

1組あたり約1時間の実技試験が行われ、今日は全部で3組9名が試験を受けるようです。
私はその1組目に組み込まれました。試験開始時刻は12時ちょうどです。
一番遅い組は15時からのスタートになります。

私は一番早い組に入れてラッキーかもしれません。
というのも、天気予報によれば12時頃から徐々に風が強くなり、15時頃が最も風が強くなる見込みとのことだからです。
少しでも風が弱いうちに試験を受けられるのであれば、多少なりとも有利になると思われます。

とりあえずまだ試験開始までだいぶ時間があるので一旦車に戻り、車の中でしばらくイメトレをすることにしました。
出航前点検、離岸して発進、各種操船、人命救助、着岸などを順に思い出しながら、「プロペラ周りヨシ!」とか声に出してイメトレしました。

車の中なので誰にも聞こえてないし、誰にも見られてないので別に恥ずかしくないですよ。(^^;;

学科試験の正解発表

そうこうしているうちに学科試験の正解発表の時間になったので、貼り出された解答を見に行くことにしました。

正解掲示
自分の問題用紙を取り出し、張り出された答と一つずつ照らし合わせながら赤ペンで印をつけていきます。

答え合わせ
こんな感じで順に赤丸をつけていくと、、、なんと!

全問正解でした!\(^o^)/

自宅学習めっちゃ頑張った甲斐があったというものです。

学科についてはとりあえず一安心で、あと残すは実技試験だけです。(^^)

実技試験の前に

自己採点を終えた頃、そろそろ実技試験の時間が近づいてきました。

開始時刻前までに桟橋に集合するように、と言われていたので、トイレを済ませてから桟橋へ向かいました。
すると一緒に試験を受けるお二方がすでに来ておられます。

と、桟橋の方へ目をやると、なんと朝にいたあの超高級そうな船がまだ桟橋に係留されています。

え?まさか今日はずっとそこにいるつもり?ドシロートにぶつけられても知らんよ?(^^;;

お二方と「できれば、試験開始までにどっかに移動して欲しいですよねぇ」なんて話をしましたが、どうもそんな気配はありません。

なお、後で調べてわかったことですが、この船はYAMAHA EXULT 36 Sports Saloon(ヤマハ イグザルト 36 スポーツサルーン)という船で、超が100個くらいつくほどの高級艇です。

なんとそのお値段、7千万円以上!!!

EXULT36
メーカー希望小売価格 ¥76,812,000 だそうです。
これほど「小売価格」って言葉のイメージが合わない商品もないですね。

それにしても誰ですか、そんな超超超高級艇をこんなとこに停めてる人は。
てか、そんな船を買える人がいること自体が信じられん。
スネ夫の父ちゃんも真っ青だわ、きっと。(^^;;

参考までにこちらの動画で内部の様子などが紹介されていますが、もはや海の上を走る高級ホテルですね。

ちなみに動画の中でこの船を紹介している場所は、この試験会場の桟橋ですね。

実技試験開始

さて超高級艇の話はおいといて、いよいよ実技試験の開始です。

さすがに実技試験中の写真などはありませんが、試験官の手際は手慣れたもので3人の受験生に次々と指示を出していきます。

まず私は「船体外板」と「船体の安定状態」の確認を行うように指示されました。
あとのお二人は別の確認事項を指示されていました。

次にエンジン周りの確認ですが、私は「エンジンの取り付け状態」と「プライマリーポンプ」の確認を指示されました。

続いて法定備品ですが、私は「バケツ」と「あかくみ」の確認を指示されました。

そしてここからは全員同じメニューを次々と指示されるがままに実行していきます。
操縦席にて「エンジンの始動」「暖機運転」「エンジン停止」をチェックされ、海上に出てからは「発進」「増速滑走」「停止」「後進」「変針」「人命救助」「方位測定」「蛇行(連続旋回)」「避航操船」を各人が交代しながらチェックされました。

この中で一番マズったと思ったのが「人命救助」です。

遭難者に見立てたブイとの距離感覚を若干見誤り、かつ船をブイに近づける速度がかなり遅かったせいか、ブイが船首付近から左舷に立つ私のところまでなかなか近づいてきてくれません。

(あーどうしよう、このままブイが船首付近で停滞したままだったら救出でけんな。これはマズイ。実にマズイ。船を少し前に出すか?いや、今さら不用意に船を動かすのもさらにマズかろう。うぉ〜どうしよぅ〜)

と、約5秒ほど悩んでると、どうやら少しずつですがブイが近づいてきてくれているようです。

(お!近づいてきた!よしっ!いいぞっ!そのまま、来いっ、来いっ、来いぃ〜っ!)

と、強力な念力波を送ると、なんとか手の届くところまでブイが近づいてきてくれ、ようやくブイをつかんで救出することができました。
しかし、あとのお二方はとても上手に救出されていたので、それと比較されると大きな減点なんだろうなぁ、とかなり不安になってきました。

そしていよいよ最後に最大の難関の「着岸」の時間がやってまいりました。

しかし幸いなことに、風は確かにあるものの昨日の実技講習の時よりはやや風が弱いです。
そして、さらに幸いなことに桟橋へのアプローチが昨日より浅い角度で進入できているので、比較的寄せやすそうです。

ただ目の前には例の超高級艇が迫ってきているので、ものすごい緊張します。

焦らず慎重にじっくりと船を進め、できるだけ浅い角度で船を桟橋に寄せていきます。
桟橋と船が平行に並んだところで後進に入れると、すっと船が桟橋に寄ってくれました。
すかさず桟橋のクリートを右手で掴んで船をさらに引き寄せ、さあ左手でロープを持って桟橋へ移ろうとした時に、一つ過ちを犯していたことがわかりました。

船のロープは航行中にプロペラに巻き込まれないように船内の手すりなどに軽く括り付けてあるのですが、着岸のアプローチに移る前に予め解いておかなければなりません。
今回はそれをすっかり忘れていました。

右手は桟橋のクリートを掴んで船が引き離されないように踏ん張っているので、左手だけで手すりに括り付けられたロープを解かないといけません。
しかしこれがまた自分で括り付けたロープではないので、どうやって括られているのかがわかりません。
結局、試験官が桟橋から船が離れないように少し手伝ってくれ、その間にロープを解いて桟橋に乗り移り、ようやく係留することができました。
しかしこれもきっと大きな減点になるに違いありません。

ですが、もはや過ぎたことはどうしようもないので、潔く判定を待つのみです。

そしてあとのお二人の着岸と離岸が済んだところで、実技の試験は全て終わりました。

最後の着岸は試験官が自ら行ったのですが、さすがにこれがうまいのなんの。
「えっ、その角度からその速度で?ほんまに大丈夫?桟橋に突撃する気?」と思いきや、桟橋の横でスッと船の向きを変え、そこから舵を切りながらグッと後進を効かせるとピタッと桟橋に張り付くように着岸しました。

3人ともが「おぉ〜、すげぇ〜!」と感嘆の声を上げます。
すると試験官から「あなたがたもこのくらいすぐにできるようになりますよ」との言葉が。

えっ、それってつまり?

そして試験官からさらに「3名とも本日の試験は満点です。お疲れ様でした。(^^)」とのお言葉が。

おお!それって合格って意味ですか?そうですよね?ね?

などとあえて聞き返しはしませんでしたが、試験官にお礼を述べてから、3人で「あれは合格という意味で捉えていいんだよね?」と話しながら桟橋を渡ったのち、彼らと別れました。

試験が終わって

正式な合格発表は3月29日の10時だそうですので、現時点でまだ合格が確定したわけではありませんが、学科試験は自己採点では全問正解だったし、実技試験は試験官から「満点」との言葉をもらっているので、おそらくは合格できているものと思われます。

申し込みをしてからおよそ1ヶ月、週末は好きな釣りにもほとんど行かず勉強を頑張ってきましたので、合否はともかくようやくホッとした感じです。

試験勉強の内容は全てが初めてのことばかりで、少々覚えるのが大変なところもありましたが、終わってみると実に新鮮で楽しかったです。
社会人になってすでに20年以上が経ちますが、試験勉強をして、実技講習を受けて、試験を受けるという、こんな緊張感を伴う経験をすることは普段の生活ではまずないので、久しぶりに刺激的な良い経験ができました。

今は29日の10時が待ち遠しいような、怖いような複雑な気持ちです。
結果が発表になりましたら、またここで記事にしたいと思います。

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