ジギングに使うアシストフックですが、今回少し思うところあって、カエシを潰す、いわゆるバーブレス化をやってみました。
何を思ってバーブレス化することにしたのか、具体的にどうやったのかについて簡単にお話ししたいと思います。
釣りは不要不急なのか?
ところで、世間では新型コロナウイルスが大変なことになってますね。
私の住む兵庫県姫路市でも、もうすぐそこまでウイルスが迫って来ているようで、少々危機感を感じざるを得ない状況になってきました。
ウイルスの拡散を防ぐためには不要不急の外出を自粛することが推奨されており、その意図は理解できますが、一方で釣りという行為自体は一人で出かけて誰とも接触しないんであれば問題ないのでは?と思わなくもないですが、まあ自粛しておくのが無難なんでしょうね。
なお明石海峡ではまだ青物が釣れているようなので、遊漁船での釣りにも行きたいところですが、こちらは多少なりとも他人と接触することになるので、こちらも個人的には自粛することにしました。
(あくまでも個人的な考えです。皆さんのご判断に口を出すことは致しません。)
ということで、ここ最近の週末は自宅に引きこもって過ごすことが多くなっていますが、まーそれにしてもストレスが溜まりますね。
こうなると娯楽としての釣りは不要不急ではあるものの、ストレス解消のための釣りは必要火急なんじゃないか?なんて思ってしまいますが、昨今の社会情勢を考えると、やむを得ずもうしばらくは我慢することにします。
アシストフックのバーブレス化をしよう
さて、自宅に引きこもって過ごしてると、考えることは次に行く釣りのこととか、以前の釣りでの反省点についてのことが多くなります。
で、前回の遊漁船での釣りのことを考えているときに、ふと思い出したことがありました。
ジギング中のアタリに対してしっかりとアワセを入れたものの、ファイト中にバレてしまったことを思い出したのですが、この時だけに限らず、なぜアワセをしっかり入れているにも関わらずファイト中にフックアウトすることがあるのか、それがいつも不思議でなりません。
ネットなどで調べると、バレるのはフックがしっかりと奥まで刺さっていないためだ、と書いてあるのを見かけますが、針先は毎回ピンピンに研いで、爪に軽く針先をあてるとカツッと引っかかるくらいにしてあるのに、魚の口ってそんな状態のフックが刺さらないほど硬いんでしょうか?
仮にそうだとして、どうすればフックがしっかり刺さるようになるのかさらにネットで調べてみたところ、フックが刺さるときの抵抗となる要素の一つにカエシ(バーブ)が刺さるのを邪魔しているというのがありました。
たったあれだけの出っ張りが刺さるときの抵抗になるのか?と思わなくもないですが、これはアシストフックを作るときに実感しました。
これはアシストラインにアシストフックを刺すときの写真ですが、この状態(カエシの手前)まではスッと刺さるのですが、ここからカエシ部分を貫通させるときに結構な力が必要になります。
この写真はタイラバ用のマイクロバーブ(カエシが小さい)タイプのフックなのでそれほどでもないですが、ジギング用の#1/0サイズのフックだと、結構力を入れてグリグリしないとカエシ部分がなかなか貫通してくれません。
ということで、カエシが刺さりの抵抗になるというのはいかにもありえそうだし、カエシの手前までしかフックが刺さっていないと、テンションが抜けた瞬間とか魚が反転した際などにスポッと抜けてしまうのがバラシの原因だというのは十分考えられるなと思いました。
しかし、確かにカエシを無くせば容易に刺さってくれるようになるんだろうけど、それは同時にカエシが無いせいでフックが抜けやすくなるということなのでは?というのは誰しも思うことですよね。
それについてもネットで調べてみると、ラインテンションさえ緩めなければ奥まで刺さったフックはそう簡単には抜けないと書いてある記事がたくさん出てきます。
むしろしっかりとフックの奥まで刺すことができるため魚のキャッチ率は向上すると書いてある記事が多いです。
そもそも釣り針にカエシがある本来の理由は、エサ釣りにおいてエサが簡単に取れてしまうことがないようにするものであり、カエシによってバラシにくくなる効果は副次的なものであるようです。
であれば、エサ釣りではないジギングという釣りにおいて、カエシの存在はフッキング率を低下させ、ひいては魚のキャッチ率を低下させる要因であるということになります。
それならば!ということで、今回は実験的な意味も含めて、ジギングに使っているアシストフックをバーブレス化してみることにしました。
ただひたすら削るだけ
ということで、早速バーブレス化にトライしてみました。
まずこちらが自作したアシストフックです。
針先にはしっかりとしたカエシが付いていますが、これを今から除去していきます。
使うのは下の写真のようなダイヤモンドヤスリだけです。
このヤスリはホームセンターで数百円で買ってきたもので、特別なものではありません。
まずは平ヤスリを使ってカエシをゴシゴシと削っていきます。
ゴシゴシやるとカエシの先が少し削れました。
さらにゴシゴシ削ると、どんどんカエシが無くなっていきます。
もっと削るとほぼカエシが無くなりましたが、少し段が残っています。
これを半丸ヤスリの丸い面を使って滑らかにしていきます。
これでカエシは完全に無くなりました。
ここまで所要時間は5分ほどです。
もう1本のフックも同様に削って完成したのがこちら。
いや~、実に抵抗も無くサクっと刺さりそうな感じになりましたね。(^^)
バーブレス化前と後の比較です。
こうしてカエシが無くなることで見た目の釣り針らしさは無くなりましたが、釣り針は見た目よりも刺さってナンボ!ですので、次回はこのフックでやってみたいと思います。
あ、ちなみにあと4セット同じものを作ってましたが、ついでに全部バーブレスにしちゃいました。(^^)
あとは、ショアジギ用メタルジグのアシストフックや、ビッグバッカーなどに装着してるトレブルフックもバーブレス化しようかと考え中ですが、まだ当面暇な週末を過ごすことになりそうなので、この先の暇つぶしネタとして温存しておきます。
市販のバーブレスフック
アシストフックのバーブレス化はやってみたいけど、自分で削るのは面倒だ!という方は、市販品を買うのもアリかと思います。
有名どころではこちらですね。
「鎌鼬」は見慣れない難しい漢字ですが「かまいたち」と読みます。
かまいたちとは、両手が鎌になっているイタチの妖怪ですね。
まとめ
ということで、今回はオフショアジギング用のアシストフックをバーブレス化した話でしたが、このバーブレス化のもう一つのメリットについてもお話ししておきます。
もう一つのメリットとは、誤って人を釣ってしまったときに大事になりにくいということです。
狭い船上での釣りですので、うっかり自分や他人の体にフックが刺さってしまう事故が起こる可能性があります。
そんなときにカエシがあると、まず自力で抜くことは不可能で、病院のお世話にならなければならなくなるでしょう。
そうなると釣りが中止となってしまう場合もあるでしょうし、他の釣り客にも迷惑をかけることになると思います。
そんな事態を防ぐためにもフックはバーブレス化しておくにこしたことはないと思います。
人に刺さらないまでも、自分や他人の衣類に刺さったりしたときも面倒ですしね。
さて、バーブレス化したのが吉と出るか凶と出るか早く試してみたいところですが・・・。
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