以前にオフショアジギング用のタックルとして、メインとサブ用にスピニングタックルを購入した話を書きましたが、今回はベイトタックルを購入しましたので、簡単に紹介したいと思います。
ベイトタックルを購入する理由
昨年は初めてオフショアジギングに挑戦するために専用のロッドとリールを買い揃えました。
そのときの記事はコチラです。
またボートに乗せてくれる義父に使ってもらうためと、サブの位置づけとして予備のタックルも買いました。
そのときの記事はコチラ。
これらのタックルがあれば、とりあえずいつも行っている二見沖で釣る分には特に問題になることはありませんでした。
がしかし、これまでにまだ挑戦したことないけど、今後ぜひやってみたい釣りに「遊漁船でのジギング」があります。
というのも、義父の所有するボートで釣りをする分には、二見沖などあまり流れが速くなく水深もさほど深くないところでやるので、ジグウェイトも100gで十分底取りができますし、根掛かりも今のところ経験したことはありません。
しかし遊漁船でのジギングとなると、流れが速くて比較的水深も深いところでやることが多くなるのではないかと思います。
そうなると必然的に重いジグを使うことが多くなるでしょう。
実際、明石の遊漁船のHPを見ると、200g以上のジグを用意することが推奨されています。(それでも底取りができないこともあるとか)
そんな場所でやるとなると、最も心配なのが根掛かりです。
その根掛かりを回避するためには、ジグの着底を敏感に察知し、着底したら間髪入れずにシャクリに入れるタックルが必要です。
つまるところベイトタックルが必要だということになります。
ということで、今回は遊漁船での釣りを視野に入れて、ベイトタックルを買ってみることにしました。
ダイワにするかシマノにするか
さて、新しいタックルを買うとなると、まずはメーカーやモデルを選定しないといけません。
有名どころで無難にダイワかシマノの2択になると思います。
まずはリールから選定開始
ということで、まずはリールから決めてみました。
とりあえずダイワとシマノのラインナップから、ざっとオフショア用のベイトリールについて見てみました。
なお、今回リールに求める仕様としては、以下の条件を考えています。
- PE2号かPE2.5号が300m程度巻けること
- 左ハンドルが選択できるモデルであること
- レベルワインダーが付いていること
- 価格は3万円まで
まず1番目については、書いてあるそのままです。
ラインは根掛かり時の高切れ対策として、やはり300mは巻いておきたいです。
2番目については、以前に一度右ハンドルに付け替えたスピニングタックルでシャクってみたことがあるんですが、これが全くうまくシャクれなかったんです。
完全に左ハンドルに慣れきってて、今更右ハンドルでは無理だと思いました。
昔は右ハンドル派だったんですけどね。
3番目については、レベルワインダー無しだとうまく平行に巻けない自信があります。
レベルワインダーが付いてると大型青物が掛かったときに壊れる云々と言われていますが、まあそんな大物がかかることなんてそうそうないでしょう。
てか、レベルワインダー無しのベイトリールとか考えられないんですけど、使い勝手とかどうなんでしょうか。
4番目については、最近散財し続きなので本当はもっと低く設定したいところですが、とりあえずこの辺りを上限にしようということで。
ダイワのリール
ということで、まずはダイワのリールから見てみます。
ソルティガBJ 200HL/200SHL
ダイワのオフショアブランドは高級な方から順に、ソルティガ>キャタリナ>ブラスト>ヴァデルとなっていますが、このリールはベイジギング(近海ジギング)用リールとしては一番上のクラスとなります。
糸巻量はPE2号が250mと、私の求める条件からやや少ないですがまあ許容範囲でしょう。
が。
許容範囲じゃないのがそのお値段。
ネットで最安値をみても、いずれも4万円を超えています。
これはさすがにとてもじゃないけど手が出ないのでパス!です。
キャタリナBJ 200SH-L
次はソルティガの一つ下のグレードのブランド、キャタリナです。
こちらの糸巻量もソルティガと同じく、PE2号が250m巻けます。
値段はざっくり28,000円くらいなので、なんとか許容範囲です。
ちなみにこの下のグレードのブラストやヴァデルのラインナップも見てみましたが、確かに値段は安いんですけど、ラインのサイズと許容糸巻き量が希望にそぐわなかったので対象外でした。
ということで、ダイワからはこのキャタリナBJ 200SHLが候補に挙がりました。
シマノのリール
さて次にシマノのリールです。
シマノのリールもダイワと同じようにグレードが分かれています。
高級な方から、オシア>ゲーム>グラップラーとなっているようです。
ちょっと違うような気もしますが、多分だいたいそんな感じ?かと。
ということで上から順に見ていきましょう。
オシア コンクエスト 301PG/301HG
シマノの高級グレードのオシア コンクエストです。
高級感のある金色のボディーのリールです。
糸巻き量はPE2号で380mも巻けます。
が、またまたそのお値段たるや、4万円超えとなっています。
さすがにこちらもお財布的にかなーーり無理があるので、今回は候補から脱落となりました。
オシア カルカッタ 301HG
上記のオシア コンクエストと同じくオシアシリーズですが、コンクエストより若干廉価なモデルです。
糸巻き量はPE2号で300mと希望通りの仕様なのですが、値段が3万円を少し超える辺りとなっているため、今回は候補から除外となりました。
グラップラー 301HG
シマノのオフショアグレード的に「オシア」の下は「ゲーム」なのだと思うのですが、リールのラインナップにゲームの名を冠したものはありませんでした。
なので、必然的にその下のグレードであるグラップラーが次の候補に挙がってきます。
こちらの糸巻き量は、PE2号で380m、PE3号で250mとなっています。
この場合、計算ではPE2.5号がちょうど300m巻けることになります。
値段はおよそ24,000円を超えた辺りで、かなりリーズナブルな感じです。
ということで、シマノからはこちらのグラップラー 301HGが候補に挙がりました。
そして購入したリールは
ダイワからはキャタリナBJ 200SHLが、シマノからはグラップラー 301HGが候補として挙がりましたが、最終的に決め手となったのはやはりお値段です。
ということで、今回はグラップラー 301HGを買うことにしました。
グラップラー 301HGについてさらっと紹介
さっそくポチッとやって届いたグラップラー 301HGについて簡単に紹介しておきます。
まずは外観から。
形状は丸形ではなく少し上下にへん平したタイプのベイトリールです。
ご覧のとおり左ハンドルです。
丸形のリールに比べて、高さが抑えられた形状となっています。
いわゆるロープロファイルってやつですかね。
このリールの特徴としてはマイクロモジュールギアが採用されており、強度を確保しつつシルキーな巻き心地が得られるようになっています。
ハンドルはラウンドノブが採用されており、握り込みやすくなっています。
グラップラーにはレベルワインダーが搭載されています。
が、残念ながらこのレベルワインダーはスプールフリー時に連動してくれる機能は搭載されていません。
上位機種なら付いているんでしょうけど、まあそこは価格なりなので仕方ないですね。
あと下の写真では少しわかりにくいですが、スプール側面には2本の段状になった線が入っており、それぞれ糸巻き量が1/3と2/3の辺りを表しています。
つまりPE2.5号で300m巻けるとすると、下の線まで巻くとおよそ100m、上の線まで巻くとおよそ200mになります。
本体を裏返すと、「◀CLOSE/OPEN▶」と書いてある横に小さなレバーがあります。
このレバーを「OPEN」側に倒して、サイドカバーを回すようにスライドさせると、カバーを取り外すことができます。
この状態でスプールが取り出せます。
釣りから帰ったあと、内部までしっかり塩分を取り除きたい場合に便利そうです。
また替えスプールがあれば、号数の異なるPEラインも巻いておいて、目的に応じて使い分けができそうです。
例えば、0.8号くらいを巻いておけば、タイラバにも使えそうですね。
スプールのサイドには遠心ブレーキが搭載されています。
説明書によれば、慣れないうちはブレーキを6個とも効かせておいた方がよいと書いてあったので、そのとおりにしておきました。
あと最後にボディの色ですが、よーく見ると単なる真っ黒ではなく、青いラメが入っています。
このラメのおかげで、多少ですが高級感がでている気がします。
まあ、遠目には単なる真っ黒にしか見えないので、どうでもいいかもですけどね。(^^;;
ロッドを買う
さて、リールが決まれば次はロッドですが、実はこれはもうあっさりと決まりました。
リールがグラップラーなので、ロッドもそれに合わせてグラップラーを買うことにしました。
特に理由はありません。
なんとなく銘柄を合わせたかっただけです。
一瞬、メジャークラフトでもいいかな?とも思いましたが、今回はセットで買ってみることにしました。
普通のジギングロッドかスロージギングロッドか
さて、ここで少し悩んだのが「普通のジギングロッド」を買うか、「スロージギングロッド」を買うか、ということです。
グラップラーには普通のジギング用に「タイプ J」とスロージギング用に「タイプ スローJ」の2種類がラインナップされています。(他にも「タイプ LJ」と「タイプ C」もありますが、ここでは割愛します)
ここ最近はスロージギングが流行りの釣り方のようですが、WebサイトやYouTubeなどで色々と調べてみるも、正直なところスロージギングというのが今一つピンときません。
とりあえず「フォールで食わせるジギング」なんだろうなということまでは分かったのですが、スロージギング用のロッドがどうそれに向いているのかがよくわかりません。
なので、今回はとりあえずスタンダードなジギングロッドである「タイプ J」から選択することにしました。
いずれスロージギングロッドが必要と感じたときに、改めて検討することにします。
番手をどれにするか?
さて、タイプが決まったら次は番手をどれにするかを決めなければなりません。
200gまでのジグが使えて、300番のベイトリールに適合したロッドをグラップラーのサイトで見ると以下の2つが使えそうです。
B60-2
適合ジグウェイト:MAX160g/適合PEライン:MAX2.5号/ベスト水深:~70m+α/ターゲットサイズ:青物~8kg+α/適合リールサイズ:300~1500
B60-3
適合ジグウェイト:MAX180g/適合PEライン:MAX3号/ベスト水深:~80m+α/ターゲットサイズ:青物~10kg+α/適合リールサイズ:300~2000
B60-2の方は、明石海峡で釣りをする分にはベスト水深が70m+αとあるので良さそうな感じですが、適合ジグウェイトが足りない感じです。
B60-3の方も適合ジグウェイトがやや足りない感じですが、とは言え、もう1番手上のB60-4になると、
B60-4
適合ジグウェイト:MAX210g/適合PEライン:MAX4号/ベスト水深:~100m+α/ターゲットサイズ:青物~12kg+α/適合リールサイズ:1000~3000
適合ジグウェイトはいいのですが、リールサイズが適合範囲から外れてしまいます。
ということで、今回は間を取ってB60-3を購入することにしました。
ジグウェイトは少し足りませんが、20gくらいの差なら特に問題はないでしょう。(^^)
そうと決まれば、早速ポチッ!!!
外観などごく簡単に紹介
てなわけで、届いたロッドについて簡単に紹介しておきたいと思います。
まずは外観ですが、透明のプラケースなどはなく、竿袋に入った状態で届きました。(もちろん段ボールで梱包されていましたよ)
置いておくのも邪魔、捨てるにも面倒なあのプラケースが付いていないというのは好感が持てます。
ロッドを竿袋から出してみました。
ロッドはグリップ着脱式の2ピースです。
ダイワのSLJロッドもそうでしたが、このロッドにもロッドベルトが付属してきました。
ロッドベルトが付属するのは最近の流行りなのでしょうか?
それとも昔からそうなんでしょうか?
ブランクには地味にGRAPPLERのロゴとType Jと書いてあるのみで、非常にシンプルなデザインです。
あんまり派手派手しいのは好みではないので、これくらい地味でちょうどいいくらいですね。
リールをセットしてみたらこんな感じです。
背の低いリールなのでパーミングはしやすいのではないでしょうか。
他のリールとロッドを使ったことがないのでよくわかりませんが。
ということで、本当に簡単ですが、ロッドの紹介でした。
正直なところ、ロッドの紹介って苦手です。
なので今回は超手抜きです。(^^;;
リールにラインを巻いてみた
あと最後にリールにラインを巻いてみました。
巻くラインは「よつあみ スーパージグマンX4 2.5号」です。
尚、リールのところでも書きましたが、グラップラー301HGの糸巻き量は、PE2号で380m、PE3号で250mとなっています。
では2.5号では何m巻けるのか?
ということで、その計算はこちらのサイトを利用してやってみました。
まずこのリールはPE2号が380m巻けるのでそれを入力します。
次に巻きたいPEの号数2.5号を入力して計算ボタンを押すと、
「305m巻ける」との答えが出ました。
別方向からも検算してみます。
同じくこのリールはPE3号が250m巻けるのでそれを入力して、次に巻きたいPEの号数2.5号を入力して計算ボタンを押すと、
「300m巻ける」との答えが出ました。
このように、どちらから計算してもPE2.5号は300m巻くことができるということなので、実際に巻いてみました。
リールにラインを巻くのはいつものごとく「高速リサイクラー2.0」を使用します。
これは便利なのでお持ちでない方は一つ持っておくことをお勧めします。
で、巻いてみた結果ですが、、、
なんとスプールのふちギリギリです。
確かに300m巻けることは巻けたけど、はたしてこんなにギリギリで大丈夫なんでしょうか?(^^;;
4本撚りのラインだったので少し線径が太かったのかもしれませんが、巻いてる途中で「おいおい、これ本当に全部巻ききれるんか?(^^;;」って不安になりましたよ。
これだったらPE2号を300mでもよかったかもしれませんね。
まあなんとか巻ききれはしたので、これでやってみようかと思います。
まとめ
ということで、今回はジギング用に用意したベイトタックルについての紹介でした。
尚、明石海峡の方ではこの真冬でもいまだに青物が上がっているようで、友人Nさんは一足先に「遊漁船デビュー」を果たし好釣果を上げてきたようです。
その友人Nさんに釣れられて私も近々遊漁船デビューしてくる予定ですので、またいずれその模様などお伝えできればと思います。
船中で自分だけボーズなんてことにならなきゃいいんですけどね・・・。
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