今回の釣行は、前回と同じ漁礁に落とし込みでの青物狙いのつもりでしたが、近場の家島諸島で青物がよく釣れているとの情報を得たため、急遽そちらでの釣りに切り替えました。
結果はそれが大正解で、ハマチ~メジロ、マダイまで存分に釣りが楽しめました。
まずは青物からスタート
2021年10月10日(日)5:30~14:00
今回は私を含め4人での釣行です。
それぞれがタックルボックスやクーラーボックス、ロッドを2~3本ずつ持ってきているので、船内はぎゅうぎゅうです。
さらにもう一人増えるとかなり厳しいかも?って感じですね。
で、いつものごとく朝5時半に出港ですが、さすがに日が短くなってきました。
出船時にはまだ辺りは薄暗いため、水面の浮遊物がないかなどをよく見ながらゆっくりと船を進めていきます。
冒頭に書いたとおり、本来の予定では片道1時間ほどかかる漁礁へと向かうつもりでしたが、行き先が変わったので片道30分ほどの道のりです。
30分で着けるというのは体力的にも気持ち的にもラクでいいですね。
ややうねりはあったものの、大体予定通り6時過ぎにはポイントに到着しました。
到着したらさっそくそれぞれに釣り開始です。
私以外の3名は、キャスティングで表層狙いをするようです。
私もキャスティングタックルを持ってくるかどうかについては考えなくもなかったですが「まあジギングメインでいいでしょ」と思ったのが間違いでした。
ブロガーDさんが、セットアッパーを投げた2投目にいきなりのヒット!
まだ始まって5分も経っていません。
のっけからなかなかの良い引きのようで、それもそのはず、上がってきたのは立派な70cmのメジロちゃんでした。
このヒットを皮切りに、私以外のメンバーもキャスティングで次々とヒットさせていきますが、その中でも特にルアーはセットアッパーが強いようで、安定の釣果を叩き出していました。
セットアッパーならショアジギで使ってたやつがあるし、キャスティングロッドも買ったきり一度も使ってないやつが家に眠っています。
こんなことならそれらを持ってくればよかった、と後悔しても始まりません。
仕方ないので、こちらはSLJでメタルジグをキャストして、あまり沈めずに表層付近を引いてくる作戦でいきます。
使うルアーは買ったばかりのTGベイトスリム45gです。
これを軽くキャストして、5~10カウントほど沈めたところから、しっかりフォールを入れながらワンピッチでシャクってきます。
するとフォール中にコンッ!とアタリがありました。
よし来た!と思ってアワセをいれたその瞬間、ラインテンションがプッと抜けました。
あっ!はずれた?
いや、軽い?
切られた?
ラインを巻き取ってみると、リーダーの先が切れてます。
サワラ(サゴシ)か、タチウオの仕業かもしれませんが、なんにせよ買ったばかりでまだ一度も魚を上げてないTGベイトを早々にロストしたのはかなりショックです。
TGベイト高いんですよぉ~。(泣)
泣いてても仕方ないので、気を取り直して違うメタルジグでやってみることにします。
フォールで当たったということは、フォールが得意なメタルジグが良かろうと思い、次はFKジグ30gを使ってみることにしました。
ウエイトを少し軽めにして、フォール速度を落とす作戦です。
こちらも軽くキャストして、フォールを入れながらゆっくりとしたワンピッチで誘っていると、再びフォールでコンッ!ときました。
今度こそ!とアワセを入れると、またもやプツッ。
マジで!?
巻き取ってみると、やはりリーダーの先で切れてました。
TGベイトよりは安いとはいえ、1000円を超えるルアーをロストするのは、貧乏船長にとってはかなりの痛手です。
もうこれ以上、お高いメタルジグのロストはできないので、ここからはダイソーのメタルジグ40gで行くことにしました。
これならロストしても100円とちょっと(アシストフック代)だけです。
が、本当にダイソージグなんかで釣れるのか、それが心配です。
ともかく、みたびジグをキャストしてワンピッチ+フォールをしてると、またもやフォールでアタリがありました。
今度こそっ!
とアワセると、今回はしっかり乗ったようです。
SLJ用の細くて柔らかいロッド(ジギングロッド比で)で味わう青物の引きはなかなか楽しいですね。
上がってきたのはハマチサイズでしたが、しっかりと青物の引きを楽しめました。
ちなみに使っているSLJ用のロッドはこちらです。
SLJ用のロッドではありますが、タイラバやタイジギングにも使えるので重宝しています。
とりあえず1匹ゲットしてボーズ逃れができたら一安心です。
あとはのんびりと釣りを楽しむのみです。
その後もダイソージグでもう1本ハマチを追加し、その後さらにSLJではない、いわゆる普通のジギングでハマチを1本ゲットできました。
参考までに使ったルアーやタックルはこちらです。
メジャークラフトのジグパラ ライブベイトカラーは安い上によく釣れるのでお気に入りです。
あと、ダイソーのメタルジグで普通に釣れることがわかったのは良かったですね。
今後はパイロットジグとして、先発してもらうことにしようと思います。
もうお高いルアーは買わない。(^^;;
さて、そうしてる間にも他のメンバーもメジロやらハマチやらを着々と釣り上げてましたが、日が高くなってきたところでアタリが無くなってきたため、ポイント移動して次はタイラバをやることにしました。
タイラバタックルでメジロ
10分ほど移動したポイントで次はタイラバをやってみます。
先程の青物ポイントもそうでしたが、ここも初めてのポイントなので、潮と風と船の向きでどう流れるのかがまったくわかりません。
これまでの乏しい経験を元に流してみますが、概ね予想したルートで流れてくれるので、それなりにコツが掴めてきたのかもしれません。
さて、ここのポイントではあまりアタリがありません。
それでもポツポツとメンバーがアタリを取ってはいますが、私はどうにもタイラバというものについて、まだあまり釣れるという感覚がないのです。
もちろんこれまで何回もタイラバで釣ってはいるのですが、いまだに「こんなもので釣れるのか?」と半信半疑な気持ちでリールを巻いています。
今回もそんな気持ちでゆるゆると巻いていると、コンッコンッとアタリが来ました。
お、来たな?と思った瞬間、ドラグを鳴らしながら勢いよく走り始めました。
マダイなら結構な大物に違いありませんが、どうも走り方からすると青物のようです。
やわらかいタイラバロッドが大きく曲げられ、10m巻いてはまた10m引き出されるという攻防をしばらく繰り返したのちに、上がってきたのはやはりメジロでした。
普通のジギングロッドならゴリ巻きででも上げられるサイズですが、繊細なタイラバロッドでの攻防には少々時間がかかりました。(10~15分くらい?)
これが遊漁船なら、周りからの「いつまで遊んどんねん、はよ上げろや」という冷たい視線が突き刺さるところですが、これはマイボートならではですね。
メンバーはオマツリしないように仕掛けを上げて待ってくれ、冗談や軽口を飛ばしつつも応援してくれるので、魚とのやりとりをゆっくりと楽しめました。
これこそマイボートでの釣りの醍醐味だと思います。(^^)
60upマダイが連発
さて、ここのポイントは釣れなくはないのですがアタリが少ないので、さらに別のポイントに移動してみることにしました。
位置的に先程までとはそんなに離れてはいない(5分ほど移動したところ)のですが、こちらは先程よりもアタリが多い感じです。
私のタイラバに早速アタリがありました。
ある程度乗ったと思われるところで、しっかりとアワセを入れてやります。
ちなみにタイラバはアタリがあってもアワセを入れずに巻き続けろと言われており、それが常識でもあるようですが、個人的にはどうもアワセを入れない釣りが嫌いで、アワセを入れたときにグッと感じる抵抗感も釣りの醍醐味なんだと思っています。
なので、タイラバとは言え、しっかりとアワセが入れられるようにタイラバロッドはダイワの掛けモデルを選択しました。
掛けるタイラバを提唱しているシーフロアコントロールでは、アタリがあったら即アワセすることが可能と言っていますが、やってみるとすっぽ抜けすることがあったために、今はある程度乗ったと感じたところで、フックをしっかり突き刺してやるイメージでアワセを入れてます。
今のところ、このおかげなのか途中バレする率は減ったように感じていますが、まあ気のせいかもしれません。
それよりなにより、ガツンとアワセを入れてやった感覚が楽しいことの方が大きいですね。
それはさておき、ガッツリとアワセを入れてやった魚ですが、結構よく引いてくれます。
しばしの引きを楽しんだのちに上がってきたのは50cmの良型マダイでした。
ちなみにタイラバのヘッドは12号か15号の鯛玉オモリ(袋に何個か入って安く売ってるやつ)を無着色のまま使っており(穴を広げてパイプ通してます)、ネクタイはダイワのやつをカッターで切って細くして1本から2本取りしたものを「なんちゃって中井チューンネクタイ」にして使っています。
アシストフックも自分で巻いたものを使ってます。
とにかく釣りに関してはコストを下げないと船の維持が大変なのです。
市販のお高いタイラバセットなんて買えませーん。(^^;;
さて、それはともかくこのポイント、なかなか良いポイントのようで、その後Dさんが60オーバーを釣り上げました。
いやー、60cm超えるとさすがにでかいですねー。
そしてさらにその後に、Nさんも60upを釣り上げました。
このぐらいのサイズになると黒ずんでいるやつが多い気がするけど、これは綺麗な色をしたデカマダイですね。
で、60upを釣り上げたお二人のツーショット!
やー、すばらしい!
いいですね!
この後、同じポイントでもう何枚か釣り上げたところで、納竿の時間になったのでおしまいとしました。
まとめ
結局のところ、釣果としては、
私:メジロx1、ハマチx3、マダイx2
Nさん:メジロx2、ハマチx2、マダイx5
Dさん:メジロx3、ハマチx3、マダイx5
Tさん:メジロx1 、ハマチx2、マダイx3
で、合計すると
メジロx7、ハマチx10、マダイx15
の合計32匹の好釣果となりました。(^^)
10月10日は特異日と言われるだけあって良い天気で、暑すぎず寒くもなく、ちょうど釣りのしやすい天候でしたし、なかなかの釣果が得られたので今回の釣行はとても良かったと思います。
だいぶ操船にも慣れてきたし、問題の着岸も以前よりは焦らずにできるようになってきました。
これから寒くなるまでしばらく釣行しやすい天候が続くと思うので、できるだけ船を出していって、もっと流し方やポイントなどの経験と知識を積み上げたいところですね。
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