いつもは義父のボートで行っている二見沖のジギングですが、今回は友人Nさんの会社の関係の方が所有するボートでジギングにでかけることになりました。
おそらくこれが今年最後のオフショアジギングになると思いますが、果たして釣果は如何に?
いつもと違うボート
友人Nさんの会社の関係の方がボートを所有しており、なんと偶然にも義父がボートを係留しているのと同じ二見ボートパークに係留されているとのこと。
今回はそのボートに乗せてもらっての釣行となります。
尚、所有者の方はいつもはノマセ釣りで青物を狙っておられるようで、ジギングは経験が無いらしいです。
またここ最近は気温が下がってアジが釣れなくなり、エサの確保が難しくなってきているとのことです。(義父もそれで困っていました)
なので、今回は私が義父用兼予備用として買ったジギングタックルをお貸しして、それでジギングにチャレンジして頂くことになりました。
で、肝心のボートなのですが、ふとなんとなく嫌な予感がして、Nさんにどんなタイプのボートを所有されているか確認してもらったところ、その不安が的中しました。
所有されている船は、いわゆるフィッシング用のボートではなく、どちらかといえばクルージング用のプレジャーボートになります。
これの何が問題かというと、後方のデッキから前方のデッキに移動するためには、すごく細い通路を伝って行かなければなりません。
また前方にレール(手すり)はあるものの、高さが非常に低いので、ここで立って釣りをすることは難しく、下手すると海に転落する恐れがあります。
なので、基本的にはデッキ上に座って釣りをすることになるのでしょうけど、それだとジギングはやりにくくて仕方がないのではないかと思われます。
また、もし前方で魚が釣れたら、狭い通路を伝って後方まで暴れる魚を持って行かないといけないため、とても危険です。
一方、フィッシング用に作られたボートは、下の写真のように後方から前方までぐるっと溝状の通路があって、そのどこからでも釣りがしやすいようになっています。
出展:ヤマハ YFR-24EX ホームページ
また前方には高さの高いレールがあって、そこに体を預けて釣りをすることができるようになっています。
出展:ヤマハ YFR-24EX ホームページ
こういうボートが釣りをするには理想的なんですが、まあそれは贅沢というものですね。
とりあえず乗せてもらえるだけでもありがたいので、不平を言わず、所有者の方に感謝しつつ釣行へと向かうことにしました。
ボートパークにて
さて、友人Nさんと一緒にボートパークへと向かい、現地に着いてみると、すでに所有者の方(ここからはMさんと呼びます)とそのお仲間の方、計3名が出航の準備をされています。
辺りはまだ真っ暗ですが、ボートには照明が搭載されているので、その灯りを頼りに我々も船内へと荷物を積み込みます。
が、やはり予想していたとおり、サイドの通路が狭い!(^^;;;
桟橋からは船前方のデッキ部分から乗り込むのですが、でっかいクーラーを持って細い通路を伝って後方デッキへ移動するのが大変です。
そして今回の釣行は私を含めて5名となるのですが、後方のデッキはとても5人で釣りができる広さではありません。
せいぜい3人が限界です。
となると、必然的に私とNさんは前方のデッキで釣りをせざるを得ないということに、、、。
うーん、大丈夫なんだろうか?(^^;;
不安はつのりますが、ともかく準備ができたので出航となりました。
まずはアジ釣りから
私と友人NさんとMさんはジギングですが、あとのお二人はノマセ釣りをされるそうで、まずはそのエサとなるアジを釣るところからスタートです。
ボートパークを出てすぐのところにあるテトラ帯でサビキを落としてみますが、やはり釣れない時期になってきているのか、まったくアタリがありません。
なので、一気に大きく場所を変えて明石港まで移動し、その港内でやってみることにしました。
するとそれが良かったのか、そこではなんとかアジが釣れ、とりあえず小一時間ほどで30匹程度を確保しました。
このサビキ釣りでちょっと面白かったのが、隣の人と1mほどしか離れていないのに、サビキの色が違うだけで、まったく食いが違ったということです。
私が使ったサビキにはカゴにコマセを入れずとも勝手にアタってくるのに、もう一人の方のサビキはコマセをいくら入れても全然釣れないという状態です。
サビキでアジを釣るだけでも、こんなちょっとした差がかなり効くことがあるんだな、と実感しました。
サビキ釣り行くときは、違う種類や色のやつをいくつか持っておかないといけませんね。
ジギング開始
2019年12月8日(金) 8:00~13:30
アジ釣りのために明石港方面まで来たこともあって、最初の釣り場は明石海峡大橋の東側に向かうことになりました。
その辺りには他の船も多く、ジギングの激戦区となっている海域です。
いつもは二見沖の比較的浅いところでやっているのですが、橋の東側の深いところでやるのは初めてのことです。
この辺りは潮の流れが速いため、いつもの100gでは底が取れないだろうと思い、最初から手持ちジグの中では一番重い150gでやってみることにしました。
ジグをセットし、とりあえずそのまま真下に落としてみるも、やはり潮の流れのせいでジグは斜めに入っていくようです。
少し待つと着底が感じられたので、すぐにシャクり始めます。
が、シャクってみてびっくり。
150gのジグの重いこと!
いつもの100gとは全然重さが違います。
シャクってるとすぐに腕が痛くなってきます。
この明石海峡は潮が速くて200gのジグでも底が取れないことがあると言いますが、150gをシャクるのがこんなにしんどいのに、200gをシャクり続けるなんて大変な筋力が必要になりそうです。
ここ半年ほどトレーニングジムに通って、かなり筋トレはしてるつもりなんですが、まだまだ鍛え方が足りないようです。
少しずつ休憩を入れながらもなんとか落としてはシャクりを繰り返しますが、私にもNさんにもアタリはありません。
あ、ちなみに、予想していた通りやはり後方のデッキでやるのはとても狭かったので、私とNさんはおそるおそる前方のデッキへと移動しました。
が、この日は少し波があるため立って釣りをするのは不可能です。
なのでデッキに座り込んでやってましたが、やっぱりすごくやりにくいです。
しばらくやったところで、あまりにしんどくなってきたので、二見沖への移動を提案し、そちらへ移動してもらうことになりました。
二見沖へ移動
二見沖へ移動しますが、今回のボートは200馬力のエンジンが搭載されています。
なので、まー速い速い。
少々の波程度ならガンガン切り裂いていく感じです。
ちなみにいつもの義父ボートのエンジンは60馬力です。
また船体も軽いので、少し波が高いと、バンバン乗り上げて底を叩くので、あまり速度が出せません。
やはり大きい船は安定感があります。
後方のデッキで大量の水しぶきを浴びながら移動していると、ふと気になる船が少し離れたところを並行しているのに気付きました。
よーく見てみると、なんと義父のボートじゃありませんか。
乗っているのは義父???
実はこの釣行日(日曜日)の前日(土曜日)も義父から釣りに誘われていたのですが、さすがに週末二日連続の釣行は家庭崩壊の危機が訪れるかもしれないと思ったので先約だったMさんの方に参加することにしました。
なので、もし乗っているのが義父なら、義父は二日連続で船を出していることになります。
よーく目を凝らして見てみると、どうやら乗っているのは義父ではなさそうで、共同所有者の方のようです。
さすがに釣り好きの義父でも、二日連続で船を出すことはなかったようです。
二見沖にて
さて、いつもの二見沖に移動してきたので、ジグを100gに戻して釣り再開です。
この海域は水深が10〜30mと浅く、ジグをまっすぐ落としてシャクるとすぐに上がってきてしまうので、軽くキャストして斜めにシャクってきます。
シャクってみると、やはり100gは軽いですね。
全然別物です。
先ほどまでと比べると、いくらでもシャクってられそうです。
そうしてるうちに、Nさんにヒットがありました。
上がってきたのは、アベレージサイズ(45cmくらい)のハマチでした。
またジギングが初めてのMさんにもヒットがあり、同じくらいのハマチを釣り上げられました。
そして、ノマセ組のお二方もそれぞれ1〜2匹ずつ釣り上げられたようです。
あら?ということは、ひょっとして釣れてないのは私だけ?(^^;;;
さすがにちょっと焦ってきますが、こればかりは焦ってもどうしようもありません。
同船者の方からは、
「遠慮せんでええんやで〜。我々に遠慮しとらんと、どんどん釣りなよ〜。(^^)」
と言われちゃう始末。
いやいやいやいや、全然遠慮してるつもりなんてないんですケド。(^^;;
遠慮してるつもりはないんですが、釣れないモンはどうしようもありません。
これは今回はボウズ覚悟かな?と思いながらシャクり続けます。
とりあえずモチベーションを維持するのと、気分を変えるために、ジグのカラーを変更してみることにしました。
それまでは新たに買ってきてた赤金を使ってましたが、個人的に一番信頼しているピンクに変更してみます。
すると早速、ようやく待望のアタリがありました!
やはり信頼しているルアーは信頼を裏切らないものです。(^^)
引きの感じからして、いつものアベレージサイズのハマチかな?と思いながら巻き上げてきますが、半分ほど巻き上げて来たところで、急に様相が変わりました。
突然、ドラグを鳴らしながら魚が走り始めます。
おおお?
これはなかなか元気だぞ?(^^)
何度かそんな強い引きと締め込みを楽しみながら少しずつ浮かせてくると、ようやく少し魚の姿が見えてきました。
チラッと見えたのは、細長い魚体です。
あ、これはハマチじゃなくて、サゴシだわ。
しかしサゴシにしては、なかなか重量感があり、引きも強力です。
そしてついに水面近くまで浮かせてきたとき、ようやくその大きさが分かりました。
それまではサゴシ(の大きめサイズ?)と思っていましたが、実はサワラでした。
ぱっと見の大きさはメーターサイズくらいはありそうです。
水面まで来てからも、さらに突っ込んで行こうしますが、そのファイトは実に楽しい!(^^)
少しして、ようやく水面で大人しくなったサワラをタモ入れしてもらい、船内に引き入れました。
水の中で見たサワラも大きく見えましたが、足元に転がすとなお大きく見えます。
早速サイズを測ってみると、
およそ86cmで、残念ながら1メートルには届きませんでした。
が、それでも自己最高記録です。
いやいや、これは実に嬉しいですね。(^^)
以前に義父の船で釣った60cmほどのサワラがとても美味しかったので、ぜひもう一度サワラを釣りたいと思っていたところだったし、かつこんな大物が釣れたことで喜びもひとしおです。
上の写真のサワラの下にイケスがあるのでそこへ入れておこうかと思いましたが、船内に引き入れてからタモから外したり、ノマセの仕掛けと少しオマツリしていたのをほどいていたりするうちに弱ってしまったので、すぐにその場で締めることにしました。
脳締めをして血抜きをしてからクーラーへ入れようとしましたが、なんとクーラーに入りきりません。
魚体を少し曲げてみるも、まったくサイズがあっていないため、収まる気配もありません。(^^;;
頭を収めると、しっぽが大きくはみ出してしまいます。
とりあえず気温は高くないので、この上からタオルをかぶせて少しでも冷気が逃げないようにしておくことにしました。
フタは半開きのままですが、キンキンに冷やした保冷剤は底に敷いてあるので、帰宅するまではなんとか持ってくれるでしょう。(^^;;
真夏だったらそうはいかなかったでしょうけどね。
それにしても前々回にNさんが釣った70cmのメジロといい、オフショアの釣りではいつ大物が釣れるかわからないものです。
さすがに25Lのクーラーではオフショアの釣りにはちょっと不安がありますね~。
来シーズンはもっと大きいクーラーを買うかどうか、今から検討しておこうかなぁ。
あ、ところでこのサワラを釣ったメタルジグですが、サワラの歯でアシストフックがボロボロになってました。
使っていたのはアシスト工房製のフックで、ラインにはザイロンという非常に強い素材が使われていますが、そのおかげでなんとか切られずに済んだようです。
少しお高いですが、そういうところにちょっとお金をかけることも大事かもしれませんね。
義父の船、再び
とりあえずボウズ逃れのサワラを1匹上げたことで一安心したので、空いた小腹を満たすべく持ってきていたオニギリをほおばりながら休憩していると、またすぐ近くに見たことのある船が漂っています。
あれはもしや?と思って船名を見ると、やはり義父のボートでした。
ところで、この船はヤマハのSRV20という1997年頃に発売された全長20フィートのコンパクトな船ですが、センターウォークスルー(船の真ん中が通路になっていて、前後に行き来しやすい構造)で釣りのしやすい良い船だと思います。
最近では同じくヤマハのAS-21という同様の構造の船がありますが、これはSRV20の後継機種なのかもしれません。
出展:ヤマハ シースタイル ホームページ
このAS-21ですが、私が初めてレンタルして操船した船ですが、かなり扱いやすくて良い船でした。
見た目もかっこいいですし、できればこの船が欲しいところですが、中古でも300万円近くするので、とてもじゃないけど手が出ないですね。
本当に船って贅沢品ですよね。
帰港
さて、そこからもうしばらく釣りをしていましたが、結局それ以降にアタリはなく、ほどなくしてノマセ用のアジも底をついてしまったようで、やむなく納竿し帰港することにしました。
帰りもまた200馬力エンジンのパワーでガンガンと波を切り裂いて走っていきます。
写真の通り、メインエンジンに加えて予備のエンジンまで付いてるんですから、贅沢ですよね~。
こんな船が買えるなんて、羨ましいかぎりです。
そして帰港してから、Nさんに記念写真を撮ってもらいました。
お恥ずかしながらパシャリ。(^^;;;
ぐっと腕を前に突き出して、魚をより大きく見せる作戦です。(^^)
まとめ
ということで、今回はなんとかボウズを逃れ、かつ自己記録のサワラをゲットするということで、結果的には良い釣行となりました。
しかしちょっとキツかったのは、波がやや高くて船がよく揺れたのと、後方デッキでずっと腰掛けていたところがとても硬かったせいで、おしりがその後3日間ほど痛くて仕方がなかったということです。
クッションでも持ってきて、それを敷いてから腰掛ければよかったのかもしれませんが。
ともかく、これで年内のジギングはおしまいかと思われます。
最後にジギングで釣れた魚がメモリアルフィッシュになってくれたことは、とてもありがたいことですね。(^^)
今年活躍してくれたタックル達はしっかりと手入れして、来シーズンまで大切に保管しておこうと思います。
来シーズンもたくさん良い魚が釣れるといいなぁ。
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コメント
一昨年の年末近くに北九州から明石へ引っ越しました。
釣り仲間が何人かでき、昨年は明石はブリの当たり年だったみたいで5月からよく釣れました^_^
今年も釣りたいです!
こんにちは。
コメントありがとうございます。
昨年は青物がよく釣れたみたいで、明石では今だに釣果が上がっているようですね。
乱獲しすぎで、今年は釣れなくなるかも?
それはともかく、今年もジギング楽しんでいきましょう!\(^o^)/