【根掛かりすると】義父にジギング体験をしてもらいました【とても大変】

アイキャッチルアーフィッシング

前回の記事で予備のジギングタックルを低予算で入手したことを書きましたが、そのタックルを使って義父にジギングの体験をしてもらいました。
今回も義父のボートで、友人のNさんとともに二見沖で青物を狙います。

小アジ釣りは不要

今回も前回と同様に、義父とはまるは釣具二見店の駐車場で6時半に待ち合わせをし、そこからボートパークへ移動して出航の準備をします。

ちなみに義父はいつもはボートパークの桟橋でノマセ釣り用に小アジを釣るところからスタートするのですが、小アジのシーズンも過ぎたようでここ最近はほとんど釣れなくなってしまったようです。

なので今回はノマセ釣りはせずに、義父も含めて3人ともジギングでやることにしました。
義父には前回の記事で用意した私の予備タックルを使ってもらいます。

ボートに荷物を積み込み、ポイントに着いたらすぐに釣りが始められるようにロッドなどの準備もしておきます。

で、準備ができたら早速出航です!
小アジ釣りが無い分、前回より早い時間に出航できました。(^^)

まずは練習

まず目指したポイントは二見沖にある赤い灯浮標のある辺りです。

赤い灯浮標
この辺りは海底がなだらかで、比較的根掛かりもしにくい地形になっていると思われるため、まずはそこで義父のジギングの練習をします。

とりあえずお手本(というほど私も上手いわけではありませんが)を見せて、真似をしてやってもらいます。

やってみせたのはゆっくりとしたリズムのワンピッチジャークです。

義父の筋力と体力に合わせて、ゆっくりめにシャクりあげたら、ロッドを下げながらリールを巻くという動作をやってみせますが、普段からノマセ釣りしかしない義父は、連続してシャクって巻いての動きが大変なようで、なかなか苦労しています。

結果的に、ワンピッチジャークというよりはリフトアンドフォールに近い感じになってしまいましたが、それでもまあ多分釣れるだろうということで、前回アタリの多かったポイントへ移動することにしました。

移動した先は、もう少し東の方の黄色い灯浮標がある辺りです。
海流は西へ向かう流れになっているので、そこから西へと流しながら釣っていくことにします。

問題発生

と、ここで問題が発生しました。

Nさんが持ってきていたリールなのですが、前の晩に社外製のリールスタンドを取り付けたそうなのですが、どうもそれがリールと合っていなかったらしく、そのせいでハンドルを回すとハンドルがスルスルと緩んできてしまうのです。

何度やってみても結果は同じで、リールスタンドをしっかり締めこむとか、スタンドとリール本体の間に挟まっているパッキンのようなものを外すなど、できることを色々やってみましたが、どうやってもハンドルを回すとハンドルが緩んできてしまいます。
このままでは釣りにならない状態です。

一旦寄港して車まで戻れば予備のリールはあるようですが、さすがに往復1時間ほどかけて取りに戻るのは時間が惜しいということで、私がキャスティング用に使うつもりだったフリームスを使ってもらうことにしました。

とりあえず2.0号が300m巻いてあるので、普通にジギングするには問題ないでしょう。

釣り開始

2019年11月17日(日) 8:00~12:00

ということで、早速めいめいに釣りを開始します。

いつものごとく軽くジグを投げて、底を取ってからリズミカルにシャックシャックとシャクってきます。
10回シャクっては底を取り、また10回シャクっては底を取って、またシャクってくるとちょうど帰ってくる感じです。

そんな感じでやってると、さっそくゴンッ!ときました!

いや~、グイグイと引いてくれて楽しい~!

青物の引きって最高ですね!

ひとしきり楽しんだら、浮かせてネットインし、無事ランディング成功です。(^^)

ハマチ01
45cmほどのハマチちゃんでした。

ヒットルアーはメジャークラフトのジグパラ バーチカルショート 100gです。

尚、今回のカラーはシルバーからスタートしました。

というのも前回までに良く釣れたピンクは義父に貸したからです。
とにかく今回は義父になんとしても釣ってもらわないといけません。

ともかく1匹、なんとかこれで釣ってほしいものです。

トラブル再び!

そうこうしてるとNさんにもヒットがあったようで、同じくらいのハマチを釣り上げましたが、残念ながら義父にはまだヒットがありません。

やはりリフトアンドフォール的なシャクリでは反応が良くないんでしょうか?

なんとか1匹でも釣ってもらいたいなぁ、と思いながらシャクってると、またまたゴン!ときました。

こちらも引きを楽しんだのちにネットインして船内に引き上げました。
サイズ的にはやはり45cmくらいです。

とりあえず2匹目ゲットと思ったそのとき、またNさんにもヒットが!

Nさん曰く、「デカいかも!」

えっ!またメジロ?それともブリ

たしかに、ドラグががんがん出されています。
とてもリールを巻く余裕などなく、かつどうにも寄ってくる様子もなく、一方的にドラグは出っ放しになっています。

ん?・・・これは何かおかしい?

ひょっとしてこれは根掛かり?

Nさん曰く、確かにアタった直後は引きに生命反応はあったけど、今は何も感じられない、これは根掛かりしてるかも!とのこと。

なんて言ってる間にラインがどんどん引き出されていって、もうラインがスプールの半分くらいになっています。

これはヤバイ!

船が流されてるので、ラインはどんどん出ていく一方です。
すぐにでも船を潮の流れに逆らって走らせて、リールを巻かないと今にもラインが無くなってしまいそうです。

義父に「船を動かすから一旦ジグを上げてくだ、、、」と声をかけようと義父の方を見ると、なんと義父のロッドが曲がっています

私「えっ!?まさかファイト中ですかっ!?

義父「おお、ファイト中や

えええ~っ!今?このタイミングで?(^^;;;

とりあえず掛かってくれたのは嬉しいけど、引きを楽しんでほしいのは山々だけど、今は頑張って早く上げてくださーい!(^^;;;;

ともかく私は船のエンジンをかけていつでも発進できるようにスタンバイしておきます。

Nさんのリールはもうほとんどラインが無くなりかけてます。
また、さきほど私の釣ったハマチは足元のネットの中で息も絶え絶えになってきてます。
はやく蘇生させてやるか、〆るかしてやりたい。(^^;;

ようやく義父がハマチをネットインさせて船に上げたので、すぐさま船を潮上に向けて走らせ始めます。

が、速度調整がとても難しい!

速すぎてラインをたるませすぎるとプロペラに巻き込みそうだし、遅いと潮の流れに負けてラインが引き出されます。

少しして、ようやくちょうど良い速度を見つけて、ラインを巻き取ることができるようになってきました。

が、ある程度ラインを回収したら今度はどこかのタイミングでラインを切らないといけません。

そんなときに、あってよかったラインブレーカー!

ラインブレイカー
いつかは根掛かりすることもあるだろうと、先日の釣行後にラインブレーカーを買っておいたのです。

買ったものは『ジギング魂』の公式ストアである『ルアーバンク』さんのこれ↓です。

この中の『ラインブレーカー・ホルダーセット(カラビナ付き) \1,780』というやつを買いましたが、早速これが役に立つときが来ました。

ある程度リールにラインが回収できたところで、このラインブレーカーにラインを巻き付け、あとは引っ張るだけです。

そしたら、いとも簡単にプチッと切れました。

ラインをすべて回収してみると、どうやらリーダーとの結束部付近で切れてくれたようで、PEラインはほとんどそのまま残ってくれました。
これは不幸中の幸いですね。
メタルジグをロストしてしまったのはもったいなかったですが。

ともかく無事PEラインを切ることができてよかったですが、このラインブレーカーが無ければ2.0号のPEラインを切ることは難しかったと思います。

オフショアジギングをされるかたは(ショアジギングもですが)、ラインブレーカーは1本持っておいた方がよいと思いますよ。

あ、そうそう、そういえばこの根掛かり騒動で忘れてましたが、なんとか義父がジギングで1匹釣れたんでした。(^^)
ともかく釣れてくれてよかったですが、こうなると願わくばもう2~3匹は釣ってもらいたいところです。

ただ義父曰く、『手首が痛くなってきた』とのことで、少し休憩するようです。

Nさんは新たにリーダーを結束しなおして、私とともに釣り再開です。

根掛かり多発

さて、釣りを再開した私とNさんですが、前回の釣行と違って今回はあまりアタリが多くありません。
それでも、なんとか3匹目を釣り上げることができました。

ハマチ02
サイズは相変わらずの45cmです。
Nさんも同様にハマチを追加していますが、やはりそれも45cmくらいです。

この海域のハマチはどれも同じサイズが泳いでいるようですが、いずれも中層でアタってきています。

ということはサイズアップを狙うには底を釣らないといけないのか?なんて言っていたところで、またもやNさんのジグに根掛かりが発生しました。

釣りを再開していた義父にはすぐにジグを回収してもらい、先ほどと同様に潮上に向かって船を走らせながらラインを回収していきます。

そして再びラインブレーカーにラインを巻いて引っ張ると、今度はラインは切れずにジグが根掛かりから外れてくれたようで、なんとか無事回収ができました。

これまた不幸中の幸いです。

ところでなんでNさんばかり根掛かりするんだろう?と思いながら釣りを再開しますが、しばらくしてまたもやNさんに根掛かりが発生しました。

Nさん曰く、1回目の着底はきちんと取れるけど、2回目の着底がわからず、いつ着底するんだろう?と思ってたら根掛かりしていたとのこと。

潮流は先程までよりもさらに速度が増してきているようで、リールからラインが引き出される速度もかなり早くなっています。
見てる間にがんがんリールのラインが減っていきます。

慌てて船を潮上に向けて走らせますが、かなり速度を上げないと回収が追い付かないようですが、速度を上げすぎるとラインが一気にたるんでしまいます。

もしプロペラに巻いてしまうと大変なのですが、速度調整がかなり難しく、どうにもうまく調整ができないので、あまりラインは回収できてないけど仕方なくラインブレーカーで切ることにしました。

が、幸運はそう何度も続かなかったようです。

ブレーカーにラインを巻いて引っ張ったところ、パチュン!という音とともに、ブレーカーのところでラインが切れてしまいました。

見ると、リールにはおそらくあと50mほどしか残っていないようです。
これではさすがに釣りにならないだろうから、少し早いけど納竿して寄港しようかと提案したところ、残ったラインでなんとかやってみるとのことで、もう少しだけ継続することにしました。

なんとかハマチを追加

改めて釣りを再開しますが、少しして義父のロッドが曲がりました。

が、かなり強烈な引きのようです。
ドラグがジリジリとなってラインが引き出されています。

ひょっとして義父も根掛かり?

と不安がよぎりましたが、見るとロッドがゴンゴンと叩かれています。
義父曰く、「根掛かりとちゃう、魚や、魚!」とのこと。

義父
このドラグの出方と、ロッドの曲がりからすると、これはメジロクラスかもしれません。
タモを持って、義父の横にスタンバイします。

しばし格闘したのちようやく魚体が見えてきましたが、見えた瞬間、二人ともがあれっ?となりました。

てっきりメジロクラスが上がって来るものと思ってましたが、どう見てもハマチサイズです。

そして魚が水面近くまで来てようやくわかりました。
ジグが胸ビレの辺りにスレがかりしていたのです。

スレがかりした魚はよく引くものですが、まさかこんなに引くなんてびっくりです。
とりあえずタモ入れして無事ランディングできました。(^^)

このあと、私も追加のヒットがあり、

ハマチ03
またNさんにもヒットがあって、

Nさん1
Nさん2
これを最後に納竿して寄港することにしました。

釣果としては、義父が3匹、Nさんが5匹、私が5匹という結果でした。
なにはともあれ、義父が3匹釣ってくれたのが良かったです。

が、やはりご老体にジギングはしんどかったようで、腕が痛いって言ってました。

根掛かりとジグ

今回はなぜかNさんだけに3回も根掛かりが発生したわけですが、私なりにその原因について考えてみました。

まずジグの違いがあるんではないかと思います。
私も義父もソルパラのバーチカル ショートを使っていましたが、Nさんは違うメーカーのものを使用していました。(メーカー名や銘柄はわかりません)
ひょっとするとジグの沈んでいく姿勢が異なるために、着底の感覚が取りづらかったということはないでしょうか。

わかんないですけど。

あと、もう一つは私も義父もフロントにシングルフックのみとしていましたが、Nさんはフロントダブルフックとしていました。
ひょっとするとそれも根掛かり率を上げる要因ということはないでしょうか?

これまたわかんないですけど。

今回、釣行前日に釣具屋のアシストフックコーナーの前でしばらく『リアフックを付けるかどうか』で悩んだんですが(ちょっとでもヒット率を上げたいと思ったので)、付けなくてよかったかもです。

それもまたよくわかりませんが。(^^;;

あ、そうそう、ところで義父の使ってたジグなんですが、なんと、かなり無残な姿になって帰ってきました。

塗装剥げ剥げ1
塗装が超剥げまくりです。(^^;;

裏側も同じ状況です。

塗装剥げ剥げ2
あまりにも剥げ剥げボロボロなので、新品を買ってきましたよ。(上側のやつね)

おそらく義父は途中からシャクるのがしんどくなったんでしょうね。
そのせいで、ジグが底を引きずりまわされたんだと思われます。

ちなみに私が今回使ったジグとの比較です。

ジグ比較
確かに使用に伴うスリ傷はありますが、かなり綺麗な状態が維持できてます。
着底したらすぐにシャクってるので、ほとんど傷がつかないんでしょうね。

それにしても、こんなボロボロになるまで引きずられても根掛かりしないって、どういうことなんでしょうね。
単に運の問題なんでしょうか?

それとも普段からノマセ釣りでオモリを底スレスレにキープするのに慣れてるので、そのせいで根掛かりしなかったんでしょうか?

足りない頭で考えてみてもやっぱりよくわかんないですね。(^^;;

まとめ

ということで、今回はなかなか波乱に満ちた釣行となりましたが、とりあえず義父にもジギングで釣ってもらえたことだし、結果的にはとても楽しい釣行となりました。

また色々と教訓の多い釣行でもありました。
特に根掛かりしたときの対処方については、脳内シミュレーションしておくべきですね。
それと、予備のタックルを持っておくこと、釣行前にタックルに異常がないかチェックしておくこと、これも大事ですね。

備えあれば患いなし。

皆さんも万全の準備で釣りを楽しみましょう。(^^)

使用したタックル

よつあみ PEライン Gソウル スーパージグマン X8 300m 2号 35lb

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