できるだけ月に1回は取るつもりでいる有給休暇が今月も取れたので、釣りに行ってきました。
今回の本命は、毎年この時期になると釣りたくなるサヨリです。
が、経験上サヨリは日が昇ってからでも釣れるので、朝マズメはショアジギングで青物を狙ってみます。
朝マズメの1本
2019年11月13日(水) 5:30~8:00
釣り人の朝は早いです。
ですが、私はいつも出遅れてしまう傾向にあるので、今回は頑張って早起きしました。
そして家を出たのは5時ちょうどで、釣り場の波止に着いたのは5時半ですが、辺りはまだ真っ暗です。
というのも、日に日に日の出の時刻は遅くなっており、本日の日の出時刻は6時半です。
日の出まではまだ1時間もあります。
辺りは真っ暗ではありますが、とりあえずタックルをセットし投げるだけは投げてみます。
ちなみに今回は、姫路のショアジギアングラーの中で良く釣れていると噂の『ダイワ ショアラインシャイナーZ セットアッパー 125S-DR』を買ってみたので、それを中心に投げてみることにします。
尚このセットアッパーですが、本来シーバス用ですのでフックのセッティングもシーバス用になっています。
が、今回の狙いは青物ですし、近々オフショアでの青物狙いにも使うつもりなので、フックを強化しておきました。
セットアッパーに標準装備されているのはカルティバST-46の#6ですが、これをSTX-58の#6に換装します。
またデフォルトでは3本フックが付いてますが、真ん中のは外して、頭側のやつとお尻のやつの2本だけにしました。
だって、このSTX-58って高いんですもん。
8本で800円もするんですよ?1本100円ですからね。
なので、ちょっとケチっていきます。
どうせ青物は頭を狙ってアタックしてくるので、真ん中のはいらないはずです。たぶん。
ということで、まだ暗いうちからセットアッパーを投げ始めます。
まずは第一投を投げてみると、さすがに前評判に聞いていた通り、プラグなのに良く飛びますね。
いつも使っているメタルバイブのビッグバッカー107HWと同じくらい飛んでいるようです。
また最初は巻くスピードが良くわからず、速巻きをしたら水面から飛び出したりしましたが、何度か投げている内に適正な巻き速度がわかってきました。
そしてだんだん辺りが明るくなってくるとルアーの動きも良く見えるようになってきたので、速く巻いたり遅く巻いたりしてルアーの動きを確認しましたが、このルアー面白い動きをしますね。
速く巻くと勝手に大きく右へ行ったり左へ行ったりと、まさに逃げ惑う小魚の動きを演出し、ゆっくり巻くとヨタヨタと弱った小魚の動きを演出しているようです。
これは釣れるかも?と期待大です。
が、何度も繰り返し投げてみるも、意に反してなかなかアタリがありません。
時々気分転換にメタルジグやビッグバッカー107HWなどを投げてみますが、これも一向にアタリがありません。
なので、ここはやっぱりせっかくセットアッパーを買ったんだからと、浮気せずにそれ一本で責めてみることにしました。
すると、よく見ると時々足元まで魚が追いかけてきており、ルアーをピックアップすると反転して去って行くことがあることに気が付きました。
反転するときにVの字になった黄色っぽい尾びれが見えましたが、あれは間違いなくハマチの尾びれです。
ついてきているのに食わないということは、どうすれば食わせることができるのか?を考えて色々と試してみることにしました。
食わせるためにポーズを入れるか?と思って、時折ルアーを止めてみるも反応なし。
ルアーを見切られているのかも?と思って、見切られないように速巻きしてみるもダメ。
では逆にルアーをしっかり見せてやったらどうか?とスローに巻いてみると、、、、ゴン!
と来ましたが、残念ながら乗らず!
お?これか!?
このパターンがいいのか?
と、もう一度先程と同じ速度で巻いてみると、またまたゴン!と来ました!
今度はしっかりと乗ったようで、勢い良く走り出します。
キター!これこれ、この引きー!たまらーん!
楽しみながら寄せてきて、足下まで来てもまだまだ元気よく抵抗してくれるハマチ、最高ですね!
元気のいいハマチに少しタモ入れに苦労しましたが、なんとか無事にランディング出来ました。
買ってきたばかりのルアーがさっそく魚を連れてきてくれると、本当に嬉しいもんですよね。
そういうルアーって脳内にとても良い印象が刻まれるので、これは今後もメインで使うルアーになっていくと思います。
なお、今回の釣行はサヨリが本命なのでハナから釣ったハマチは持って帰るつもりがなく、クーラーボックスもサヨリ用に15Lのやつしか持ってきてません。
なのでハマチをタモに入れなおして水中で少し蘇生させた後、優しくリリースしました。
まあ蘇生というほどもなく、すぐに元気に泳ぎだしましたけどね。(^^)
ということで、釣り方も分かったことだし、もう1匹くらい釣ってからサヨリ釣りに行くかなと思って再びルアーを投げ始めます。
が、時刻は8時を過ぎたところで、なんだか周りが騒がしくなってきました。
というのも今釣りをしているのは港湾の船着場なので、平日ということもあって作業員の方々が仕事を始められたようです。
そして程なくして、目の前にデカイ船が入港してきました。
見てるとどうやら私の立ってるこの場所に停泊しようとしているようです。
これはいかんということで、釣りをやめて慌てて片付けをすることになりました。
私の周りで泳がせ釣りをしてる方々も同様に大慌てで片付けを始めています。
私はルアータックルなのですぐに片付けが出来ましたが、エサ釣りの方は割と手間取っているようです。
そんな方々を眺めながら、私は一足先に釣り場を後にしました。
てなわけで、朝マズメの釣りは強制終了となってしまいましたが、とりあえずは1匹でも釣れてて良かったです。(^^)
サヨリはおらず・・・
さて、はからずも青物釣りは強制終了させられてしまったわけですが、それはそれで本命のサヨリ釣りにシフトする良いタイミングでした。
昨年のちょうど今頃にサヨリの100匹釣りできた釣り場に向かうことにして、途中の釣具屋で半解凍のオキアミブロックを買って行きます。
そして車を走らせること30分、釣り場に到着です。
着いてみると、そこではおじさんが2人竿を出しています。
延べ竿なのでサヨリ釣りかと思われますが、少し見てても一向に竿が動く様子がありません。
昨年と同じ状況なら、バカスカ釣れてるはずですが、まったくそんな気配がありません。
たしかに海を見てもサヨリの姿はまったく見えません。
イワシか小アジくらいの魚がたくさんいるのは見えます。
一抹の不安はよぎりますが、とりあえず仕掛けを用意しつつ撒き餌をして、サヨリを寄せてみることにしました。
ひょっとしたらどこからともなくウジャウジャ寄ってくるかもしれませんからね。
買ってきたオキアミブロックの半分ほどと、サヨリパワーを混ぜたものを、しばらく撒き続けてみます。
が、寄ってくるのは先程の小魚ばかり。
形からするとどうやら泳いでいるのはママカリ(サッパ)のようです。
撒けども撒けどもサヨリは寄ってきそうに無いので、ママカリでも釣って気を紛らすか?と仕掛けを入れると、案の定すぐに釣れました。
が、2〜3匹釣ったところで、『やっぱり面白くない』ということで、バケツに残ったオキアミは全部撒いて、半分残したオキアミブロックは次回に持ち越しするためにクーラーに入れて、さっさと納竿しました。
どうやら今年はサヨリは無理っぽい感じですね。
かなり早い時期に良く釣れているという話が聞こえてましたが、今年はもう終わってしまった感じなんですかね。
サーフでジギング
さて、本命のサヨリがダメとなると何を釣るか?
少し考えたところで、友人Nさんから『とあるサーフで青物とシーバスが釣れるよ』と聞いていたのを思い出し、ダメ元でそのサーフに行ってみることにしました。
しばらく車を走らせサーフに着いてみると、打ち寄せる波の音と、天候もあいまってなんとも穏やかな海が広がっています。
ホンマにこんなところで釣れるんかいな?と思いながらも、とりあえずメタルジグを投げてみることにします。
サーフなのでおそらく根掛かりすることはないとは思いますが、念のため根掛かりしてもいいようにダイソージグを投げてみることにします。
尚このダイソージグですが、安いからと買ってはみたものの、あんまり信用してないせいでほとんど使われずにタックルボックスに入ったままになってたものです。
とりあえずこいつをフルキャストしますが、バヒューンと気持ちよく飛んで行きます。
サーフで投げると、いつもより良く飛んでいるような気がするのは気のせいでしょうか?
実際、日本海でキスの投げ釣りをしたときより良く飛んでいるかもしれません。
投げ釣り専用のロッドで30号のオモリを投げるよりも、ショアジギロッドで40gのメタルジグを投げた方が良く飛ぶってのも、なんだかなぁって感じです。
投げ釣り専用ロッドでのキャスティングも、もっと練習しないといかんですね。
まあそれはともかく、ダイソージグを何度か投げては巻いてしてみるものの、なかなかアタリはありません。
やっぱりここでは釣れないんかなぁなんて思いながらのんびり巻いてると、突然目の前の海面がざわざわしたかと思うと、ボイルが始まりました。
小魚がざわざわっ!と沸いたかと思うと、直後に大きな魚体が水面を割って出てきています。
水面で反転する魚体の尾びれはVの字形をしています。
あっ!ハマチだっ!
慌ててジグを回収し、ナブラの向こう側へキャストします。
そして、タダ巻きでナブラの中を通すように巻いてくると、、、、、、ゴンッ!
キタッ!
すかさずアワセを入れ、ファイト開始です。
左右にグイグイと走り回る引きを楽しみながら寄せてきます。
やっぱり青物は楽しい!
波打ち際まできてもまだ左右に泳いで抵抗するのも、なかなか楽しませてくれます。
そしてようやく砂浜にずり上げた魚は、やはりハマチでした。
朝マズメに釣ったやつよりは小ぶりですが、まるっと太った魚体のせいか、なかなか良い引きをして楽しませてくれました。(^^)
いやー、これは本当に気持ちいいですね。
とりあえずこのハマチも持ち帰る予定ではないので、写真だけ撮って弱らないうちにリリースしました。
それにしても、このボイル打ちは面白い!もう一回出ないかな?と思いながら投げなおしていると、今度はさっきより遠いところでまたナブラが発生!
慌ててジグを回収して投げるも、うまく狙えずだいぶ右へずれたポイントへ着水。
アチャー!しまった!と思っても時すでに遅し。
ナブラはあっという間に終了してしまいました。
それからもナブラが何度か出るも、キャストが届くギリギリだったり、出ても一瞬で終わってしまったり、狙いがうまく定まらなかったりと、なかなかものにできません。
キャスト精度や飛距離を伸ばす練習の必要性をひしひしと感じましたが、そうこうしている内に時合が終わってしまったのか、まったくナブラが発生することはなくなってしまいました。
というか完全に無くなったわけではないのですが、出てもパシャッと一瞬出るだけみたいなやつなので、どうしようもありません。
そして時刻はいつの間にか昼近くになり、タイドグラフアプリを見てみると、ちょうど潮止まりのタイミングになっていました。
ベイトはたくさんいるが
ところで先ほどのハマチを釣った後、投げては巻いてしている途中でふと横を見てみると、なにやら小さいものがあちこちでキラキラと光っています。
なんだあれ?と近づいてみると、
浜に打ち上げられたカタクチイワシでした。
なるほどこいつらがベイトになってるんやな、と納得です。
潮止まりを迎えてナブラが出なくはなったけど、水面には無数の小魚らしきものがザワザワと泳いでいるような波が出ています。
そしてその中の運の悪いやつがたまに打ち上げられているようです。
ちなみに、先ほどハマチを釣ったダイソージグと並べてみました。
色はかなり違いますが、大きさ的にはほぼほぼ同じくらいです。
まさに『マッチ ザ ベイト』ってやつですかね?
サイズは同じくらいですが、色が違う分、ナブラの中で目立ちやすかったのが良かったのかもしれません。
ところで、この『Much the Bait』って英語ですが、特に根拠はないけどなんだか違和感があるんですよね。
なんというか和製英語っぽいというか。
ちょっと古いですが、長嶋茂雄が使ってた『メークドラマ』(これは完全に和製英語)みたいな感じ?
まあいいんですけど、なんだか和製英語や、それっぽい響きの言葉ってあんまり好きになれないんですよね。
仕事で英語をよく使うので、間違った英語を覚えてしまって、うっかりそれを使ってしまうのが怖いというのもあります。
ここ最近、社内で飛び交ってる言葉に『ボトムネック』ってのがあります。
それ聞くたびに『ボトルネックやろ!』と突っ込みたくなりますが、できるだけ波風立てたくないので、黙って聞き流してますが。
話がそれましたが、まあそれはともかく、ベイトはうじゃうじゃいるにも関わらず、また、たまーに単発のボイル(それってボイルっていうのかな?)があるにも関わらず、一向に釣れる気配がないし、お昼を過ぎてお腹が空いてきたので、今回はこれで納竿することにしました。
まとめ
ということで、今回は本命のサヨリは姿すら見ることができませんでしたが、その代わりに初めてのサーフでのジギングでハマチをゲットできたことがとても新鮮で楽しい釣行となりました。(^^)
さて次の釣行は、またまた友人Nさんと義父のボートに乗ってオフショアでのジギングに行く予定をしています。
Nさんは前回の釣行ですっかりジギングの味をしめたらしく、新たにロッドを1本購入したようです。
私もキャスティング用のロッドを追加しましたので、次回はそれも試してみたいと思っています。
せっかくなので今回使ったセットアッパーを投げてみようと思ってます。
いや~、めっちゃ楽しみやわ~。
乞うご期待です。(^^)
使用したタックル
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