前回と前々回の記事で、オフショア用のリールとロッド、それにメタルジグなどの道具類を揃えたことを書きました。
道具が揃ったところで、早く実釣に行きたいと思っていたところに、運良く義父よりお誘いがかかりました。
もちろん二つ返事で「行きます!」と即答。
ということで、義父のボートで二見沖へと繰り出して来ました。
まずは小アジ釣り
義父のボートでの青物釣りに行くことになったわけですが、私は既述の通りジギングで青物を狙いますが、義父は基本的に餌釣りの人です。
なので、義父はアジの泳がせ釣りで青物を狙います。
従って、ボートを出す前にまずは桟橋でエサとなる小アジを釣らないといけません。
義父がボートを係留している桟橋の周りには小アジがたくさんいて、しばらく前にも息子と義父がそこで小アジを300匹ほど釣り上げています。
もし私のジグに全然アタリがなくて、義父の泳がせ釣りにばかりアタリがある場合のことも想定して、自分の分も含めた小アジを釣ります。
義父曰く、二人分で20~30匹もあれば十分だろうとのこと。
ということで、早速サビキ釣り開始です。
サビキ釣りに使うロッドは贅沢にも冒険用品のJETSETTER 71Sです。(^^)
しばらく前にかなり無理して買ったロッドなんですが、あんまり出番が無いのでこんな時こそとばかりに使ってみます。
カゴにアミエビを入れて、底まで落として少し待つと、ブルブルとアタリがあり、ラインが走り回ります。
上げると、あっさりと小アジが釣れました。
そんな感じで、カゴを落とすたびに毎回1~3匹が上がってきます。
たまにカゴよりも小さい極小メバルも上がったりしますが、これはさすがにリリースしました。(^^)
そうやって義父と二人でサビキ釣りを10分もやると、あっという間に30匹を超えました。
これが本命の小アジ狙いなら、確かに200匹でも300匹でも釣れそうな感じです。
これはこれでめちゃ楽しいんですけどね~。(^^;
ですが今日の本命は青物ですので、サビキ釣りはこれで切り上げて出航の準備に移ります。
ちなみに、釣った小アジを活かしておくのには、オーシャンルーラーのランガンライブウェル2が役に立ちました。
あと、いわゆるブクブクはハピソンのエアーポンプYH-735Cを使いました。
多くの小アジを活かしておくためには、供給できる酸素量と泡のきめ細かさが重要です。
ここで安物のブクブクを使うとあっという間に小アジたちが窒息死してしまうので、それなりのグレードのものが必要です。
実際、このポンプはそれなりの酸素供給量があるはずなんですが、釣り場に着いた時には、30匹ほどいた小アジの半数近くが死んでました。
ということで、本当はもっと酸素供給量の多いやつが必要だったのかもしれません。
釣り開始
2019年9月29日(金) 8:00~11:30
さて、小アジを仕入れたら早速荷物を船に積み込み出航です!
天候は薄く雲がかかっているため日差しはなく、暑くも寒くもなく、また風も波もほとんどなく、実に気持ちのよい釣り日和です。
義父曰く、今日は波がないので、いつもより回転数が上げられるとのこと。
実際、かなり快適にボートを滑走させられます。
そして走ること約20分ほど、目的のポイントに到着です。
ポイントといっても何か明確な目印があるわけではなく、義父の経験と勘と山立てによるざっくりとした位置決めです。
ちなみに船には魚探が搭載されていますが、残念ながら故障していて使えません。
なので、その場の水深も不明ならば、船の下に魚がいるのかどうかも不明です。(笑)
ともかくこの場所でやってみることにし、私はメタルジグを落としてみることにしました。
ちなみに100g、120g、150gと持ってきているジグの内、120gから始めてみます。
義父も小アジを仕掛けに付けて落としています。
そして落としてみてすぐに分かったことは、この場所の水深が思った以上に浅いということです。
たぶん10mもありません。
二人して「浅いな」「浅いですね」と。(笑)
こんなに沖の方まで出てきているのにたったの10m?と思いましたが、帰ってからiPhoneのアプリ「海釣図V」で確認したら確かに浅い場所でした。(ちなみにこれは月額課金が必要なアプリですが、どうしても地形を見たかったので課金しちゃいました。)
明石海峡は浅いところや深いところが複雑に入り混じっているのですが、どうやらその浅い部分に陣取ってしまったようで、垂直に落として底を取ってからシャクると、10シャクリ程度でジグが水面まで上がってきてしまいます。
またジグは全然流されることもなく簡単に底が取れるので、少しでも負担を減らすため100gに変更しました。
そして何度か垂直に落としてシャクってを繰り返してみますが、あまりにも効率が良くありません。
そこで、試しに軽くジグを投げてみることにしました。
船から離れたところに沈めて着底させ、そこから斜めにシャクってくる作戦です。
そうすれば、少しでも魚に対するアピールができる時間が増えるのではないかと思い、そうしてみました。
着底させてから5回ほどシャクってはベールを起こしてジグをフリーフォールさせ、また5回ほどシャクってはフリーフォールを繰り返します。
おお、これはいいかも?と思ってまたシャクり始めますが、2~3回シャクったところで、ゴッ!とロッドが重くなりました。
あ、根掛かり?!と思った瞬間、ググッ!と生命反応が伝わってきます。
これはなんかキタ!!
すかさずアワセを2度ほど入れてやります。
どうやらしっかりフッキングできたようで、魚はグイグイと引いてくれます。
時折鋭い突っ込みでドラグが鳴ることもありますが、リールを巻けば寄ってくる感じです。
そして巻いてくると魚の姿が見えました。
どうやら間違いなく青物のようです。
水面まで来たところで、ハマチであることがわかりました。
水面付近で少し弱らせて、おとなしくなったところでタモ入れして、無事ゲットできました!
早速クーラーボックスのメジャーでサイズを測ってみると、
メジャーの範囲超えてるやん!(^^;;
たぶん、46cmくらいだと思われますが、とりあえずハマチの範疇であることは確認できました。
ともあれ、早速オフショアジギングで初の1匹をゲットすることができました!
いやー、これは楽しい!(^^)
ちなみに写真のとおりフックはしっかりのカンヌキ部に刺さってました。
一番バレにくい、理想的なフッキングですね。
その後も続けてヒット
私がハマチを釣り上げてから少ししたとき、義父の泳がせ釣りにもついにアタリがありました。
義父のロッドの方が私のよりも少し柔らかいようで、よく曲がっており、なかなか楽しそうです。
そして上がってた魚はやはりハマチでしたが、さすがは別名ノマセ釣りと言うだけあって、がっつりとフックが飲まれてました。
暴れる魚を相手に、飲まれたフックを外そうとしている義父の写真です。(笑)
しばらく格闘されてましたが、最終的にはエラのところを切り開いて外してました。
青物に限った話ではないですが、鉤を飲まれると面倒ですよね。
私はメバルのウキ釣りが好きで冬になるとよくやりますが、たまに鉤を飲まれることがあるのでこの面倒さはよくわかります。
さて、それはともかく、私はというと再び自分の釣りに戻ります。
先ほどと同様にジグを軽くキャストし、着底させてから斜めにシャクってきます。
何度かキャストしてシャクっていると、再びゴンッ!とアタリがありました。
さっきのハマチよりは少し引きが軽いですが、それでも青物の引きはとても楽しいです。
楽しみながら寄せてくると、やはりサイズは一回り小さい様子。
タモに入れるかどうか少し考えましたが、えーい面倒臭い、と抜き上げちゃいました。
上げてみるとやはり先ほどのよりは少し小さいようです。
ツバスかな?と思いながら測ってみると、
意外にも40cm超えてました。
あんまり目測でサイズを測るものではないですね。
うっかりサイズを見誤って抜き上げたらロッドが折れた!なんてことになったら目も当てられません。
次からはちゃんとタモに入れることにします。
ともかく、とりあえず2匹目ゲットです!(^^)
まだまだアタリは続く
その後もまたすぐにアタリがあり、今度はちゃんとタモですくいましたが、先ほどよりもさらに小さいツバスサイズでした。(^^;;
その後も続けてヒットはあったのですが、釣るのに夢中で、ここからはすっかり写真を撮るのを忘れてしまってました。(^^;;
またサゴシも釣れたのですが、これも写真を撮っておらず、またサイズも測ってませんでした。
ブログ的にはちゃんと写真撮っておかないとダメですね。
あと、釣った魚はすぐにエラからナイフを入れて動脈を切り、ストリンガーにかけて海に入れて血抜きをしています。
血が抜けたところで、内臓も出してしまってからクーラーに入れています。
なんせアニサキスが怖いですからね。
アニサキスは普段内臓にいますが、宿主が死んだら身の方へ移動するそうです。
なので、できるだけ早く内臓を出してしまった方が安心とのことです。
私が釣った分だけでなく、義父が釣った分も一緒に処理したので、まあまあ忙しかったですが、ジグをシャクり疲れたところで休憩がてらやったので、大した作業ではありませんでした。(^^)
この写真は私が釣った分のみです。
ハマチもサゴシも日に当たると体の色がきれいなので、サゴシの写真を撮ってなかったのは残念です。
とりあえずこれで納竿して寄港しました。
釣果
私と義父の釣果は上に述べたとおりですが、そんなにたくさん持って帰っても我が家だけで食べきれる量ではないので、ハマチ1本は義父に持って帰ってもらいました。
それでも私が持ち帰ったのは、ハマチ(ツバス)が5匹とサゴシが1匹の計6匹です。
ちなみにサゴシは60cm強あったので、サゴシではなくサワラの範疇ですね。
ということで、ここからはサゴシではなくサワラと書きますね。(笑)
で、そのサワラは切り身にして、個別にラップして冷凍しておきます。
必要に応じて解凍し、塩焼きや味噌漬け焼きにする予定です。(後日塩焼きにしてみましたが、かなり美味しかったです。)
ハマチは5匹ともすべて3枚おろしにしてサクにし、1匹は刺身にして2日間にわたって頂きました。
ちゃんと現場で血抜きとワタ抜きをしておいたので、とても美味しかったです。
残りのサクはキッチンペーパーとラップで巻いて冷凍しておき、後日、漬け丼と竜田揚げにして頂きました。
これもまたかなり美味しかったです。
尚、解凍したハマチを少しだけ刺身で食べてみましたが、残念ながら臭みが増しており、刺身で食するには適しませんでした。
漬けにして頂くか、油で揚げることで臭みは気にならなくなりました。
今度から冷凍する場合は、漬け汁に漬けた上で冷凍しておこうかと思っています。
メタルジグのダメージ
今回、メタルジグは100gのやつをずっと使い続けましたが、家に帰ってから改めて見てみると、かなり傷だらけになってました。
海底が岩礁だったんでしょうかね。
根掛かりしなくてよかったですが、根掛かりした時のことを考えて、もう1~2本予備をもっておく必要があるかもしれません。
あとフックですが、いつの間にか伸ばされてました。
どの魚を釣ったときに伸ばされたのか、まったく気づいてませんでした。
おそらく最後に釣ったサワラなんだろうなとは思うんですが、フックのライン(写真の白い部分)もサワラの歯でやられたのかモケモケになっています。
おそらく、ここの強度も落ちているかもしれません。
釣りあげるたびにフックのチェックは必要だなと思いました。
まとめ
ということで、初めてのオフショアジギングは大成功となりました。
義父はというと、ルアーよりも活きエサの方が釣果がいいはずと思っていたのが、意外にも逆の結果となったので、家に帰ってから早速お蔵入りしていたタチウオジギング用のルアー(以前にジギングもしたことはあるようです)を引っ張り出してきたようです。
それにエサの小アジを用意しなくてもいいという手軽さにも少し魅力を感じたようです。
次回、義父と船で出るときには義父もジギングに転向しているかもしれません。(^^)
今シーズン中にもう一度くらい出船できる機会があるといいんだけどなぁ。
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