夏も終わりが近づいてきたせいか、少し涼しくなってきましたね。
ここ最近は公私ともに忙しく、なかなかまともな釣りに行けておらず、ブログの更新も滞ってしまっていました。
ですが、そろそろ青物シーズン到来?ここらで行っとかないとせっかく買ったタックルが無駄になるかも?ということで、ショアジギの先生でもあるNさんにお願いして青物釣りに連れて行ってもらいました。
青物狙い
つい先日のこと、義父が自身の所有するボートで明石沖に出て68cmのメジロを上げてきました。
下の新聞紙と比較してもその大きさがわかると思いますが、68cmともなるとすごい大きさですね。
半身を分けてもらって刺身にして頂きましたが、めちゃ美味しかったです。
明石の沖の方とはいえ、こんなのが回ってるのかと思うと、ひょっとしてショアからでも狙えるんではないか?と思ってしまいます。
そこで、友人のNさんに声をかけてみると、ちょうどその週末に青物釣りに行くことを計画しているとのこと。
これは是非便乗させてもらいたい!ということでお願いしたところご快諾頂き、一緒に連れて行ってもらえることになりました。
Nさんの友人のSさん(何度か釣りに行ったことがあるので既に顔見知りです)と私の3人での釣行となりました。
釣り開始
2018年9月2日(日) 6:00〜10:00
曇り時々晴れ 微風 上げ潮
3時半に起きて支度し、4時半にNさんの家に到着、そこから少し移動したところでSさんと合流し、一路釣り場へと向かいます。
5時半頃の渡船に乗って一文字へと渡り、6時頃から釣りを開始しました。
一応モザイクはかけていますが、見る人が見ればどこかわかっちゃうかもですね。
テトラの下で釣りをしているのがNさんです。
私も仕掛けを準備して、同じようにテトラの下に降りて釣り開始です
足元の海面表層にはベイトフィッシュ(イワシ?サヨリ?)がたくさん泳いでいます。
そいつらを狙っているであろう青物を釣るべく、まずはトッププラグから投げることにしてみます。
表層で弱ってもがいている小魚を演出してみたり、何かに追われてパニックになっている小魚を演出してみたりと、何度か投げては色々とアクションさせてみますが特に反応はありません。
プラグはメタルジグに比べて飛距離があまり出ないために探れる範囲が狭いので、そもそもプラグが届く範囲に青物が少ないのかもしれません。
そう考えるともっと広範囲に探った方が効率が良いのでは?という気になってきます。
トッププラグに青物がガバッと出てくるのはきっと楽しいんだろうとは思いますが、早々にルアーチェンジしてメタルジグを遠投してみることにしました。
使うメタルジグは45gのムーチョ・ルチアです。
カラーは朝マズメにはやっぱオレキンでしょ?(根拠なし)ということで、上の写真のカラーのやつを使います。
ルアーチェンジして早速フルキャストで遠投します。
さすがにメタルジグはよく飛びますね。
プラグの着水点よりはるか向こうに着水しました。
まずは底は取らずに中層〜表層狙いでいきます。
適当にこのへんが中層あたりかな?と思うところまで落としてから、リズミカルにシャクってきます。
しゃく、しゃく、しゃくと気持ちよくシャクってきます。
「うーん、これでこそショアジギやってるって気分になれるよな〜。」
「あーでも今日もただひたすらシャクるだけシャクってボーズで帰ることになるんかもな〜」
なんてことを考えながらのん気にシャクってたその瞬間、ググンッ!とロッドに重みが乗ります。
お?お?
なに?なんかかかった?根掛かり?
いや引いてる!引いてるよ!
なんか食った!
とりあえずアワセとこ!
と、2回ほど強めのアワセをくれてやります。
間違いなく、何かの魚が食ってグイグイと引いています。
すぐに隣でやってるNさんに、「なんかキター!」と報告します。
Nさんから「え?きた?青物!?」と聞かれますが、青物は釣ったことないのでそれが青物の引きなのかどうかは全くわかりません。(^^;;
とりあえずよく引きはしますが、さほどドラグが出されることもなくグイグイと寄ってきます。
そして足元に姿が見えました。
間違いありません、青物です。
青物ですが、さほど大きくはありません。
パッと見、35cmくらいでしょうか。
タモ入れすれば確実なのでしょうけど、そんなすぐに釣れると思ってない私は堤防の上にタモを置いてきてしまっています。
抜き上げは危険かな?とも思いましたが、感覚的には抜き上げても問題ない感じがします。
一瞬悩みましたが、よし抜き上げちゃえ!ってことで左手でラインを掴みぐいっと引っ張ると、なんとかぶら下げることができました。
そのまま急いでテトラを駆け上がり、足元に魚を下ろします。
無事ランディング成功です!
と思いきや、ビチビチ暴れる魚の口からルアーが外れ、そのままビチビチと堤防の端へと移動していきます。
アカーン!
と慌てて魚を押さえ、なんとか落とさずに済みました。
とりあえずフィッシュグリップで下顎を掴んで逃げられないようにしてから、サイズを測ります。
初の青物のサイズは39cm、いわゆるツバスでした。
あとちょっとでハマチだったんですが、この際贅沢は言えないですね。(^^)
なんにせよ、これで初の青物をゲット出来ました!\(^o^)/
ショアジギタックルの入魂も完了です!
この後、すぐにエラの上部奥にある動脈をナイフで切って、水汲みバケツに頭から突っ込み、血抜きをしておきました。
プラグがドンブラコ
てなわけで意外にもあっさりと初の青物が釣れたわけですが、しばらくの間は興奮で手足が震えて止まりませんでした。
釣りをしてこんな興奮をするのは久しぶりのことです。
こういう経験がたまにできるのが釣りの良いところですね。(^^)
しばらく休憩して落ち着いた頃に、釣りを再開することにしました。
とりあえず先ほど釣れたメタルジグを同じように投げてシャクってみることにします。
が、そんな簡単にはいきません。
しばらく投げてはシャクってしますが、一向にアタリはありません。
そうこうしてると、右隣にいるNさんのさらに右隣の人(知らない人)が、ツバスかハマチくらいのやつを上げました。
おお〜魚がいることはいるんやね、ということで失いかけてたやる気が再び湧いて出てきます。
気を取り直して投げ続けますが、群が小さかったのか、はたまた群が去ってしまったのか、私もNさんも、少し離れた場所でやっているSさんも、その周りにいる人達も全然釣れている気配がありません。
それならばと、メタルジグはやめて再びトッププラグを投げて、表層でバチャバチャさせてアピールする作戦でいってみることにしました。
次に投げるルアーは、マリアのローデッドです。
今使っているロッドの適合重量を超えたプラグですが、フルキャストしなければ大丈夫でしょ?ということで、アピール重視で大きめのプラグを投げてみることにします。
アクションは大きめに、表層で水しぶきを上げながら引いてきます。
何度か投げては巻いてしますが、大方の予想通りなんの反応もありません。
表層ではルアーに驚いた小魚がたくさん飛び跳ねるんですけどね。
そしてルアーが足元10mくらいのところに戻ってきた時にそれは起きました。
ルアーをジャークすべくロッドをあおった瞬間、フッとテンションが抜けます。
えっ?
まさかのラインブレイク?
慌ててラインを回収してみると、なんとスナップが開いたままになっています。
まさかのスナップの閉じ忘れ?
ルアーはというと、潮の流れに乗ってドンブラコと右方向へ波止と平行に流れて行きます。
手持ちのタモ(4.5m)ではとても届かない距離をゆっくりと移動していきます。
なのですぐに別のトッププラグを結んで引っ掛けるべく投げますが、これがなかなかうまくいきません。
少しずつテトラを右へ右へ移動しながら、他の釣り人さんにも事情を説明してお断りを入れながら回収を試みますが、やっぱりうまくいきません。
そうこうしてるうちに少し離れて釣りをしてるSさんのところまでやってきました。
Sさんに聞くと6mのタモを持ってきているとのこと。
ルアーも少しずつ岸に近寄ってきているようで、これならなんとか届くかも?という距離まで来ています。
なので、Sさんにタモを借りて、ルアーをすくえないか試してみることにしました。
ルアーがじわじわとこちらに向かって流れてきます。
テトラの一番下まで降りて、タモを伸ばすとなんとか届きそう!
タモと腕をめいっぱい伸ばし、そして流れてきたルアーを無事キャッチ!
ふぅ。
なんとか二千数百円するルアーをロストせずに済みました。(^^;;
一時は諦めかけたものの、頑張って良かったです。
Sさん、タモ貸して頂いてありがとうございました。(^^)
スナップの閉じ忘れには十分注意しないといけませんね。
と、その時はそう思いましたが、実はあとになってそれが間違っていたことがわかりました。
不良スナップ
なんとかお高いルアーを回収できてホッとしたので、また釣りを再開します。
次はプラグではなくまたメタルジグに変更し、先ほどツバスが釣れたのとは色違いのムーチョ・ルチア(ブルピン)でやってみることにします。
今度はスナップをしっかり閉じたことを確認し、投げてシャクります。
が、何投か投げてシャクってルアーを回収した際に、なんとなく違和感を覚えたので、ふとスナップを見てみました。
するとなんと、先ほど間違いなく閉じたはずのスナップが開いているではないですか。
どうやらここまで使っていたスナップは不良品だったようで、先ほどのプラグがドンブラコした事件も、どうも私のミスではなかったようです。
すぐにそのスナップは取り外し、別のスナップに付け替えましたが、一度そんな経験をすると、「このスナップも大丈夫なのかな?」って不安になりますよね。
その後何投か投げてはスナップをチェックし、を繰り返しましたが今度は特に問題はなさそうです。
タングステン製メタルジグをロスト
とりあえずスナップの問題はクリアしたので、ひとまず安心してメタルジグを投げてましたが、今度は次第に潮の流れが速くなってきて、左の方に投げても右から戻ってくるような状態になってきました。
これはアカンということで、メタルジグをタングステン製のものにチェンジします。
少しでも体積(表面積)を減らして、潮の流れの影響を受けにくくするためです。
タングステンは鉛に比べて比重が大きいので、同じ重さでも体積を小さくすることが出来ます。
一方で、鉛に比べると値段がとてもお高くなります。
今回使ったのはジャッカルのラスパティーンTG 40gです。
ちなみにお値段は先ほどまで使ってたムーチョ・ルチアの倍近くします。
ムーチョ・ルチアが800円くらいで、ラスパティーンTGが1,600円くらいですかね。
こいつを付けて、とりあえず左の方(潮の流れてくる方)に遠投します。
そしてテンションフォールで底まで落とします。
が、思ったよりもかなり早く着底したようにラインのテンションが抜けます。
先ほどまでの経験から、着底まではたっぷり10秒以上はかかるはずなのに、着水から3秒くらいでラインのテンションが抜けました。
あれ?そんな早いはずはないのに、おかしいな?
と思いながら糸フケを取って、引っ張ってみると、何かに引っ掛かっているようです。
え?まさかの根がかり?
しばらくあれやこれやとどうにか根がかりが外れないかと試してみましたが、どうにもビクともしません。
お高いタングステンなので、簡単には諦めたくはありませんが、こうなってしまってはもはやどうしようもありません。
仕方なく、ラインを引いて泣く泣く切りました。
回収したラインはリーダーではなくPEの所で切れてましたが、さほどPE自体のロスはなかったようです。
とは言え、タングステン製のメタルジグをいきなりロストしたのは痛すぎます。
まだ一度も釣れてないやつなのに。
がっくりしながら、堤防の上に戻りリーダーを結び直します。
現場で結ぶFGノットはなんとなく不安がありますが、焦らずしっかりと結び直しました。
さて釣りを再開するかいなと顔を上げると、先ほどメタルジグをロストした辺りに船がいて何やら作業をしています。
見るとどうも海中に沈めていたタコツボを引き上げている様子。
ロープを手繰りながらそこにぶら下がっているタコツボを回収しています。
メタルジグはおそらくそのロープに引っかかったに違いありません。
船に向かって「ルアー返してー!」と叫びたい気持ちを抑えつつ、船が去るまで作業を見守っていました。
というか、ちょうどその船がいる場所に向かって投げたいと思っていたので、船が去るまで何もできなかったんですけどね。
てなわけで、ドンブラコさせたトッププラグはなんとか回収できた一方で、メタルジグをロストするという、結局今日はなにかしらのルアーはロストする運命にあったようです。
2つともなくさなかっただけマシということで無理矢理自分を納得させましたけど、やっぱりルアーをなくすのは悲しいですね。
そして納竿へ
そんなこんなで、色んなトラブルに見舞われながらも釣りを続けてきましたが、10時の渡船の迎えの時間となり、やむなく納竿としました。
結局、釣果は私が1匹釣れたものの、Nさん、Sさんは残念ながらいずれも釣果無しという結果となりました。
ベテランのお二人が釣れずに、ド素人の私が釣れるなんて、ビギナーズラックって本当にあるんだなと思いました。
ツバスをいただく
釣ったツバスは、その場で血抜きをし、ワタも抜いて持って帰ってきました。
腹の中には心配したアニサキスはおらず、とても綺麗な状態でした。
また胃袋には何も入ってませんでした。
あんだけたくさんのベイトフィッシュがいたのに、なんで何も食べてなかったんでしょうね。
とりあえず、やはり新鮮なお魚を楽しむとなれば、お刺身は外せませんよね。
ということで、身はすべてお刺身にしました。
上身の半分は実家の両親に差し入れしました。
あと、アラは全て煮付けにしました。
「ツバスの刺し身なんて脂も乗ってなくて旨くなかろう?」と思われる方もいるかもしれませんが、そこはそれ、初めて釣って自分で捌いた青物ですからね、脳内補正が300%くらいかかります。
それはそれはメチャウマでしたよ。(^^)
また煮付けも私のテケトーな味付けがバッチリ決まって、これまた酒のアテには最高の出来となりました。
いやー、実に美味かったです。
まとめ
ということで今回のショアジギは、ビギナーズラックも手伝って、なんとか初の1匹を手にすることができたわけですが、こうなるともっともっと釣ってみたくなりますよね。
これからまだしばらくはシーズンが続くと思いますので、シーズン中にもう何度かは挑戦してみたいと思っています。
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コメント
初青物おめでとうございます!!
私も青物には興味があり何度か狙ってみたものの、釣り人の多さに委縮してしまいポイントに入れず良い結果を残せませんでした。
機会があれば釣ったアジを泳がせて狙ってみようとも思うのですが、なかなかタイミングが合いません。
血抜き処理もされたという事と綺麗に捌かれているので、臭みもなく身は甘く非常に美味しかっただろうと容易に想像できます。オイシソウ♪
私は~のついでに少しジグを投げてみるって程度なので、青物に出会えてないのかもしれません。
しかしこのような記事を読ませていただくと沸々と釣ってみたい!食べてみたい!って欲が湧いてきます。
今回はおめでとうございます!これからも楽しく読ませていただきます。
長文失礼しました。
コメントありがとうございます。(^^)
私も泳がせ釣りはやってみたいとは思っているのですが、そもそも青物が回っているところでまずアジを釣らなければならないってのがハードル高過ぎですよね。
いつもブログ拝見しておりますので、青物にトライされたら是非記事をアップお願いしますね。(^^)
お疲れ様です。
ナイス青物。
サイズはどうであれ嬉しいですねo(^o^)o
スナップあるあるですよ(^_^;)
閉じているスナップが知らない間に
開いてロスト😱
オイラも幾つものルアー(ジグ&エギ)を無くしました⤵️
コメントありがとうございます。(^^)
スナップ開くのははあるあるなんですね。
釣具屋行っていつも悩むのがスナップ選びです。
種類がありすぎだし、誰かのブログなどで「このスナップはダメ」とか見た記憶があるけど、どれがダメって書かれてたやつかわかんなくて不安になるし。(笑)
結局、数が入ってて、出来るだけ安いやつ買ってしまうんですけどね。
それがいかんのですかねぇ。(^^;;
青物ゲットおめでとうございます。
ハマっちゃうのでは?
サイズはどうあれ、青物の引きは興奮しますよね。ワタシも青物ビギナーズラックで釣ったくちで、同じように釣り上げ直後は興奮覚めなかったです。そこが魅力ですよね。青物用のジグやルアーは高価なので、ロストするととても悲しいです。
スナップ開いちゃうことあるんですね、今度から注意しときます。
コメントありがとうございます。(^^)
この青物釣って以来、青物釣りに行きたくて仕方がないです。
もう一度、あの引きを味わいたくて。
でも釣行に費やせる貴重な時間を、釣れるかどうかわからない青物に使うか、まず間違いなく何かしら釣れるであろうキスなどの小物釣りに使うかで悩んでしまいます。
とりあえず近々にもう一回は青物狙いに行く予定です。
釣れたらまた記事にアップしたいと思います。釣れたら、ですが。(^^;;
関門海峡もやっとこさ40cm程のネリゴ(関西ではシオ)が釣れだしました^^
ただ、サゴシは40弱と小さく、また、ツバス等は殆ど釣れず。。。
ポイントの店員曰く「今年は青物の接岸がかなり遅れてる」との情報があり、ヒラメを狙うがあえなく撃沈・・・
では子イカならと出撃するが当たりすらない。。。
どうもリズムが狂ってる
関門海峡での釣りもあと2ヶ月弱
良い思い出を作って関西に戻りたいものです^^