2017年5月18日(金) 22:00〜2:30
先日の警察官とのやりとりがあったせいもあって、今回はいつもの釣り場ではなく姫路東部にある漁港内の常夜灯下でメバル釣りをやってみることにしました。
結果から言うと22時から始めて23時半まで何も釣れず、これはツマランということで、やっぱりいつもの釣り場で仕切り直しすることにしました。
そこで今回は思いがけない大物に出会いました。
いつもの釣り場
冒頭で述べた姫路東部の漁港での釣りは、あまりにもドラマがなかったので、この際バッサリと割愛です。(笑)
いや〜、波間に漂う電気ウキをぼーっと眺めるのってとても癒されますよね。(ウソ)
さて。
その漁港で電気ウキをひたすら眺めるだけの苦痛の1時間半(笑)を過ごした後、いつもの釣り場に移動してきました。
波止の根元の石畳では釣り人さんが1人ウキ釣りをされてます。
その方の邪魔にならないよう、こちらは波止の上で竿を出すことにしました。
2017年5月24日追記:
この釣り場ですが、どうも警察の警戒ポイントになっているようで、ブロ友dさんが再び巡回中の警察官に遭遇しました。(今回は柵の外にいたのでお咎めはなし)
この波止の上の柵の向こう側については、明確な「立入禁止」や「釣り禁止」の表示はありませんが、警察の立場としては「立入禁止区域」と認識しているようです。
従って、当ブログではこれまで柵の向こう側を「グレーゾーン」であると認識していましたが、今後は事実上「立入禁止区域」であると考えるものとします。
よってこちらの釣り場に釣行される方は、波止の上からではなく石畳側から釣りされることを強くお勧めします。
私も今後は柵の向こう側へは入りません。
使用タックル
ロッド:ダイワ 夜凪メバル 硬調60
道糸:フロロカーボン 1.5号
ハリス:フロロカーボン 0.8号
鈎:チンタメバル 8号
電気ウキ:グリーンLED 棒ウキ
付け餌:ブツエビ
その他:エビ箱
釣り開始
今回は、先日穂先が折れたのべ竿の修理ができたのでそのデビュー戦になります。
なお穂先が折れた原因ですが、いろんなブロガーさんから「穂先に傷が入ってたんでしょう。取り込み方の問題ではないと思われます。」とのコメントを頂きました。
なので今後は、竿を地べたに置くことのないことに気をつけるつもりです。
そのためのグッズも購入しましたので、これもまた後日ご紹介したいと思います。
さて、ともあれ気を取り直して釣り再開です。
狙うは海中構造物のある側ですが、ここは以前にメバル爆釣した経験があるので、いつも期待大で竿を出すポイントです。
今回も仕掛けを投入し、爆釣劇を期待しつつウキが沈むのを待ちます。
待ちます。
待ちます。
待ちます。
・
・
・
(1時間経過)
ええい、釣れん!
エビを撒いたり、タナを変えたり、打ち込むポイント変えたりしますが、まったくウキには反応がありません。
一方で石畳側で釣られている方はというと、コンスタントに何かしら魚を上げられているようで、時折パシャパシャと魚を取り込む音が聞こえてきます。
そうなると余計に焦りが出てくるもので、その焦りが竿を通じて海中に伝わるのでしょうか、尚更釣れなくなるというのはよくあることですよね?
あまりに釣れなくてだんだんイライラしてきたので、こちらも石畳側に移動してみることにしました。
ガシラポイント
常夜灯がよく効いてる波止の根元の石畳には先の釣り人さんが陣取ってますので、少し離れたガシラポイントで竿を出してみることにします。
するとようやくウキにアタリがありました。
ウキがスッと沈んだのでアワセてみると、そんな大した引きではありません。
それでも引きを楽しみつつ寄せて上げてみると15〜6cmくらいのメバルでした。
サイズはともかく、これでなんとかボーズは逃れることができました。
ようやくゲットできた獲物なので、一応バケツキープしときます。
よっしゃとりあえず1匹釣れたし、そろそろ本気だすかな!(笑)
と思って張り切りますが、張り切ったからと言って釣れるものでもありません。
一方で先の釣り人さんはというと、やっぱりコンスタントに釣り上げられているようです。
やはり常夜灯が効いてるのが大きいのかもしれません。
メバルサビキに変更
釣り人さんがパカパカ釣られている一方でこちらはあまりに釣れず、またまただんだんイライラしてきたので、ブツエビはたくさん残っているけど釣り方を変えることにしました。
さてその釣り方はというと、
(チャッチャラーン)
メバルサビキー!(ドラえもん風に)
ということで以前はあまり頼りにしてなかったメバルサビキですが、使いだすと意外に魚を連れてきてくれるので、最近はだいぶ信頼がおけるようになってきました。
さてさてそんなメバルサビキですが、投げると早速まず1匹連れてきてくれました。
メバルサビキ、なかなかイージーですな。(^^)
これも先ほどのと同じくらいのサイズなので、一応キープです。
そして次に上がってきたのは、2匹立て続けにミニガシラとマイクロガシラでした。
さすがはガシラポイント!
けど、もっと大きいガシラ連れてこーい(笑)
と、次はデカガシラに期待して少し底まで沈めてから巻いてきます。
すると途中でごく小さくコンという反応がありました。
しかしその後は特に引く様子もなかったので、ワカメか何かに引っかかったんだろうとそのまま巻いてきて上げてみると、なにやら小さいピラピラしたものが針にひっついてます。
やっぱりワカメの破片だったか、と思いましたが、よく見ると何か違います。
ライトを点けて見てみると、なんとめっちゃちっこいカワハギでした。
しかもワカメ色の。(笑)
冒頭の写真の通り、サビキ針が胸ビレの辺りにスレ掛かってましたので、そっと外してリリースしてやりました。
もっと食えるサイズのカワハギならよかったんですけどね。
大物ゲット!
さて気を取り直してメバルサビキを投げますが、そのサビキすらもだんだん反応が悪くなってきてます。
なので、じわじわと場所を移動しつつ、常夜灯が効いてる先の釣り人さんの方に近づいていく作戦をとることにしました。(笑)
投げては巻いて少し移動、投げては巻いて少し移動、とじわじわ常夜灯の方へにじり寄っていきます。(笑)
そしてだいぶ釣り人さんに近づいてきたところで、ククッとアタリがありました。
よっしゃキタコレ!と思ってアワセを入れると、魚が突然ドラグを鳴らして走り始めます!
ロッドが大きく弧を描き、ジリジリジリッとドラグが鳴ります。
なんだこれ?
ひょっとしてデカメバルか?
いや、シーバス?
まさかのエイ?
先日ここでエイが泳いでるのを見ましたが、走り続けないところをみるとどうもエイではなさそうです。
なんにせよ、姿を拝まないといけないので慎重にやりとりをします。
ドラグ設定がたまたまうまくいってたのか、時折見せる鋭い突っ込みもうまくいなすことができます。
そして、見えてきたのは体高のある黒光りするボディ。
しかもかなり大きい!(対メバル比で)
チヌや!
チヌきたー!\(^o^)/
その立派な魚体にめっちゃ心が踊ります。
がしかし、さてどうやって取り込むか?
こんなときに限ってタモを持ってきてません。
車の中に置いたままです。
これもまさに釣りあるあるですよね。
どう見てもサイズ的に抜き上げは不可能と思われるし、チヌ相手にまさバス持ちのように指を口に突っ込むわけにもいきません。
ただ幸い足元は石畳のスロープなので、魚に手は届きます。
そうだ、フィッシュグリップがショルダーバッグにあるので、それで取り込もう!
と思いましたが、そのショルダーバッグもスロープの上の方に置いてあります。
今の立ち位置から手を伸ばして届くところではありません。
となると、こうなったら一か八かの作戦です。
まずはできるだけ魚を泳がせて体力を消耗させます。
少し泳がせて空気を吸わせると足元でグッタリとするようになりました。
そこで今がチャンス!とばかりにリールのベイルを起こし、ラインをフリーにします。
そしてラインを出しながらスロープを駆け上がり、バッグに付いているフィッシュグリップを手にして、また魚のところに駆け戻ります。
緩んだラインを巻きとってみると魚は少し潜ってましたが、幸いまだ針から外れてはいません。
そのまま再び寄せてきて、フィッシュグリップで下アゴをガッチリ掴んで抜き上げました。
おっしゃー!ランディング成功です!\(^o^)/
石畳の上に魚を下ろし、震える手でバッグからメジャーを取り出しサイズを測ってみると、なんと39cmありました!
いやー、めっちゃ嬉しいですね。
思いがけない大物に出くわして、ちゃんとランディング出来たのですから。
先日、ヒラメのタモ入れに失敗したことが脳裏をよぎりましたが、なんとか今回はうまくいきましたよ。
あまりに嬉しかったので、お顔をアップでパチリ。
ええ顔しとりまんな。(^^)
ちなみにこのチヌですが、メバルサビキに食いついたのではなくて、頭部にスレ掛かりしてました。
スマホの画面では小さくてわかりにくいかもしれませんが、頭部の裏側からチラッと緑色のサビキが見えてます。(目の上あたり)
まあスレ掛かりでも釣れたは釣れたです。
そこは気にしない気にしない。(^^)
持ち帰り準備
さて、せっかく釣れてくれた立派なチヌなので、できるだけ美味しく食べたいものです。
なのできちっと締めて持って帰ることにします。
まず、血抜きをします。
エラをナイフで切ってから、ストリンガーにかけて海中で放血させます。
しばらくして血が抜けたら、今度は神経締めをします。
神経締めキットはかなり以前に買ってはいたものの、一度も使ったことがなかったやつを使います。
↓こいつです。
いよいよこいつが活躍する時が来ました。
まず付属のキリで目と目の間のわずかに窪んだところにグリグリと穴を空けます。
するとそこの中に脳があるので、ブスッと刺し込んだ瞬間魚がビチビチっと暴れますが、これで脳が潰れて完全に絶命させることができました。
次に鋼線をその穴から差し込み、脳の奥をツンツンと突っつくとスッと手応えなく入るところがあります。
そこから鋼線を差し込んでいくと魚体がまたビチビチと震えます。
鋼線で背骨の中の神経を潰していくのでその時に筋肉が痙攣を起こすようです。
そして鋼線が尻尾のところまでくると突き当たるので、また頭の中辺りまで引き抜いて、頭から尻尾まで何度か往復させると神経締めの出来上がりです。
今回初めてやりましたが、YouTubeでいろんな動画見て勉強してたおかげで、割とすんなり出来ました。
あとは持って帰って捌くだけです。
チヌを調理する
今回チヌの捌き方と調理の仕方は下記のサイトを参考にさせて頂きました。
Crazy Fishingのサイトオーナー様、大変参考になりました。
なお今回は内臓まで含めてできる限り食べるつもりで捌きますが、今回のチヌは結構大きな卵を持ってました。
この卵を含め、胃や腸、キモと主だった内臓はレシピ通りに全て甘露煮にして頂きましたが、とても美味しかったです。
また、身は3枚におろして刺身と漬け丼に、皮は湯引きに、そして頭と中骨はアラ煮にと、生のまま捨てたのは内臓のごく一部だけでした。
なお、サクにした身は冷蔵庫で一晩熟成させてから頂いたのでとても美味しかったのですが、もう一晩くらい置いておいてもよかったかもしれません。
ちなみに今回の料理の中で最も美味しかったのはアラ煮でした。
上のリンクに記載のレシピで作ったら、抜群に美味かったです。
アラだけではなく身ごと煮付けてもよかったのではないかと思うくらい美味しかったですので、もしチヌを釣られたらなら、ぜひお試し下さい。
まとめ
以上、今回の釣りは出だしから絶不調でそのまま振るわない結果に終わるのかと思いましたが、最後の最後にいい思いができたのはとても良かったです。
たまには食べ応えのあるサイズの魚を釣るのもいいものですね。(^^)
まあこれがしょっちゅうだと少々しんどいかもしれませんが。
あ、ちなみにキープしてたメバルも持って帰りましたが、こちらは一夜干しになって、酒のアテに焼いて食べる用として冷凍庫にストックされました。
海の恵みに感謝感謝です。(^^)
ところで大量に余ってしまったブツエビですが、これはまた翌日の釣りで活用することになるのですが、そこでまた思いがけない魚と出会います。
これについては次の記事で書きたいと思います。
使用したタックル
ロッド:XESTA BLACK STAR 2nd Generation S69 Technical Friction
リール:シマノ ストラディックCI4+ C2000S
ライン:クレハ シーガー R-18フロロリミテッド 3.0lb
仕掛け:市販メバルサビキ改良品
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