2017年2月4日(土) 10:00〜13:00
晴れ ほぼ無風
前回釣ったウミタナゴの干物が予想以上に美味しかったので、再び同じ場所にウミタナゴ狙いで釣りに行ってきました。
ウミタナゴは外道扱いされることがほとんどだと思いますが、今回は本命として狙っていきます。
使用タックル
ロッド:ダイワ 夜凪 硬調60
道糸:フロロカーボン 1.5号
ハリス:フロロカーボン 0.8号
付け餌:ブツエビ
その他:エビ箱
ロッド
ロッドはダイワの夜凪メバル 硬調60を使用します。
道糸とハリス
道糸は1.5号、ハリスは0.8号のいずれもフロロカーボンを使用しています。
付け餌
付け餌は、釣具のポイントでブツエビを60g購入しました。ポイントさんでは80gが升一杯なので、それよりちょっと少なめです。
ポイントのお姉さんに、「中途半端に60gで」と言ったら笑われてしまいました。
あと20gくらいケチんなよってことでしょうか。
面倒なこと言ってごめんなさいね。(笑)
釣り場にて
さて、前回と同じ釣り場に着いてみると、すでに先客が2名波止の先端に陣取っていますが、前回私がウミタナゴを釣ったポイントは空いているようなので、そこに入らせてもらうことにします。
尚、この先客2名のおっちゃんですが、前回もそこにいたような気がしますが、おそらく常連さんなのでしょう。
私が隣に陣取ってもこちらをちらりとも見ずに釣りを続けておられ、ものすごく話しかけにく〜い雰囲気を醸しています。
ともかく準備が出来次第こちらも釣りを開始です。
すぐにアタリが
足元には前回と同様にウミタナゴらしき魚影がちらほらと見えています。
そこへ仕掛けを放り込むとすぐにスーッとウキが沈んでゆきます。
クッと竿を立ててアワセると、キューーーーンと糸を鳴かせながら走ります。
おお?意外にええ引きをするやん?
ご近所ブロガーさんが言われてた通り、走るやつは結構走るようです。
これは楽しいねぇ、と思いながら寄せてきますが、そこで問題が発生しました。
この釣り場にはちょっとした構造物があって、そこに引っかかったと思われる釣り糸にコケやら海藻やらが付着したものがその構造物からぶら下がっています。
寄せてくる途中で、そこに魚が絡まってしまいました。
距離的には4mの玉の柄がやっとこさ届くか届かないかというところです。
4mの玉の柄の端っこを持って、ほぼ水平に近い斜め下にめいっぱい腕を伸ばして、なんとかかろうじてタモ枠に魚を引っ掛けて回収できましたが、これを書いている今、右腕の筋肉が筋肉痛になってます。
腕をプルプルさせながら何度かトライした末にやっとの思いで成功したのですが、さすがにこれはきつかったです。
尚、このように水平近い角度でタモを扱うのは大変危険なのでオススメできません。
水平にしたまま荷重をかけると玉の柄は割と簡単に折れるそうなので、もし似たような状況になった方はご注意下さいね。
さて、苦労して取り込んだウミタナゴは、約25cmとまあまあなサイズでした。
早速ナイフで首の後ろの背骨を切って締め、エラを切ってバケツで血抜きをします。
ちょいグロな話
その後も同様にパラパラと釣れはしますが、15cm程度の小さいやつはリリースし、20cm以上あるやつだけキープしました。
途中、先客のおっちゃんが釣ったウミタナゴも1尾頂きました。
私が釣ったウミタナゴを持って帰ろうとしてるのを見てたので、たまたま釣れたウミタナゴをくれる気になったようです。
ただそのウミタナゴ、がっつりと針を飲み込んでいたようで、それを外すために私が持ってたフォーセップをおっちゃんに貸してあげたのですが、まあそのおっちゃんの魚の扱いの荒いこと荒いこと。
フォーセップで口の横から目の下にかけてバリバリとむしって針のところまで辿り着こうとするのですが、老眼のせいかあんまり針が見えてないようで、さらにぐちゃぐちゃと口の中をむしりまわります。
そのうち偶然ポロッと針が取れたのですが、それすらも見えてないようで「あれ?針はどこや?なんで取れへんのや?」と言いながら口の中をブチブチとむしり続けます。
「もう取れた!取れたよ!」と言ってやっと「あ、取れたんか」とむしるのをやめてくれました。
そのウミタナゴはちょっとグロいことになりましたが、食べる分には問題ないので、ありがたく頂いて帰ることにしました。
釣果
途中までそれなりに釣れてたのですが、ある瞬間からぱたっと釣れなくなったので適当なとこで納竿することにしました。
結局、持ち帰ることになったウミタナゴは4匹でした。
一番下のやつが、さっきのおっちゃんがむしりまくった可哀想な子です。
口から目の下にかけてが無残なことになっています。
ちゃんと美味しく頂いて供養してあげたいと思います。
ところで
途中からウミタナゴのアタリが無くなってしまったので、ウキ下を底ギリギリにセットして違うポイントに入れてみることにしたのですが、ここでビミョ〜なアタリに出くわします。
ものすごくジワーッとウキが持っていかれるのですが、アワセてみると餌がありません。
また餌をつけて同じところに入れてみると、今度はウキがプッと少し沈むので、すかさずアワセてみますが、これも餌だけ取られてます。
じゃあとばかりに今度はウキが沈んでもしばらく待ってみることにしました。
ウキの頭が水面下に沈んでからたっぷり30秒から1分くらい待ったでしょうか。
そろっとアワセてみると何かが釣れてます。
あげてみると、こんなやつでした。
これ何ですか?
ハゼ?
いずれにせよこいつが犯人だったようです。
さすがにこんなやつは持って帰っても仕方ないのでお帰り頂きました。
微妙なアタリの正体もわかったところで、これで安心して?納竿することができました。
自宅にて
今回釣ったウミタナゴは塩焼きで頂くことにしました。
エラとワタを取って、塩をまぶしてしばらく置いてからグリルで焼きました。
お味は塩加減も良く、なかなか美味しかったです。
卵胎生
ちなみに今の時期のウミタナゴは出産を控えているらしく、捌くと体内からは稚魚がたくさん出てきます。
そうなんです、ウミタナゴは卵胎生なので卵を産むのではなく、稚魚を産むタイプの魚です。
ちなみにガシラやメバルも卵胎生だそうですね。
お腹からたくさん出てくる稚魚を見ると大変申し訳ない気持ちになりますが、そもそも釣り自体が人間のエゴによる残酷な遊びなのでこればかりは仕方の無いところですね。
それだけに健全な釣り人としては、釣り場でよく見かける干からびたフグなどのような無益な殺生はしないように心がけたいと思っています。
『命を大切に』なんて私が言うのはおこがましい限りですが、魚に対してはできる限り敬意を持って接したいものですね。
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